【Gibson HISTORIC SELECT】Hand Select x Tom Murphyコラボ最新作、「BB Cover Burst」!これぞ究極です!

いつもイシバシ楽器店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
渋谷店サブマネージャーの在原です。

本日は、ギブソンカスタムの中でも究極のヴィンテージ・リイシュー、「HISTORIC SELECT」によるHand Select x Tom Murphyコラボ最新作をご紹介します。こちらのモデルは2016年3月に現地ギブソンカスタムファクトリーを訪れ、企画オーダーし、5月に入荷した今一番ホットで特別なモデルでございます。

早速ですがこちらをご覧ください!!

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いかがでしょうか!?

Hand Select x Tom Murphyコラボ最新作の2016 Historic Select 1959 Les Paul Reissue Hand Picked Murphy Painted and Aged がようやく入荷しました。

今回のコンセプトとしては、チェリー・サンバースト系の中でも最も人気の高いBurst Believersの表紙をイメージしたカラーをトム・マーフィーにペイント・エイジング依頼しました。美しい赤味を残すチェリー・サンバーストでありながら、経年変化による赤味の褪色で起こる茶系(ティー・バースト)へシフトが起こる手前の再現にトム・マーフィーは最もこだわり、なんども試行錯誤しました。趣あるブラウンにも見えるサンバーストを再現するために、僅かに色を足しては仕上がりを確認して理想のカラーに近づけていくスプレー・テストが繰り返されたのをみると本器に対するトムマーフィー氏の熱意が伝わってきます。

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木材に関しても、Edwin Wilson氏が自ら選定、買付けを行った木材の中から今回のプロジェクトに最適なメイプル材をギブソン社に用意していただきました。さらにその中から日本ディーラーが厳選を行った為、素晴らしい木材を使用できました。バック材にもこだわり、ギブソン・カスタムが独自の規格で仕入れて、その全製品に使用している純種のマホガニー(Genuine Mahogany) のストックから軽量なマホガニーを採用しています。これだけこだわったこともあり、オーダー数は必然的に少なくなるのはお分かりいただけるでしょう

完成された本器は、これぞBB Cover Burstというイメージで全体的にビッシリ入ったフレイムメイプルが揺れ動き、見る角度によって様々な表情を見せてくれる非常に美しいレスポールです。エイジングもTom Murphy氏が手掛けることにより、その塗装の剥がれ、ウェザーチェックなど細部まで手作業で精巧に施された加工が通常のLes Paul Reissue より、ヴィンテージを彷彿させてくれます。ご覧頂ければ分かると思いますが非常にエイジド加工がリアルでヴィンテージレスポールかと思わせる風合いです。さらに今回は、ハードケースまでエイジングをするという気合の入れようです。ハードケースのエイジング具合は1本1本異なりますがどれもこれも大変趣があります。ハードケースはトムマーフィーのエイジングではございませんが、このように細かいところまで気を配ってくれるところはさすがの一言です。

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さて、サウンドに関してですがやはり他の製品とは異なった別格な域だと感じます。倍音豊かでファットな低音、軽量な重量からなせる抜けの良いブライトなサウンドが特徴です。ブライトと言っても、ありながら高域のキンキンした感じが全く無く、尖った音の角が取れていて、何年も弾き込んだかの様なとても良く馴染んだサウンドです。通常搭載されているパワー感のあるカスタムバッカーに比べ、ポールピースがエイジングされていることもあり、出力が若干落ちています。その他にもヴィンテージレスポールなどに見られる指板のエンドとネック・ピックアップのマウントリング部分の隙間をあえて再現するなどヴィンテージに近づけることにより、「らしいサウンド」を体験できるのではないでしょうか!!シリアルナンバーの表記もヴィンテージシリアル(9 ~)となっているのもマニア心をくすぐる嬉しいところでしょう。

2016年、ギブソンカスタムが自信を持って余に送り出したHand Select x Tom Murphyコラボ最新作です。
ぜひ店頭にてその素晴らしいサウンドを体験してみてください!!

Hand Select x Tom Murphyコラボ最新作の在庫はこちらから

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ギブソンカスタム「ヒストリックセレクトとは?」

「ヒストリック・セレクトシリーズ」はかつてない次元のカスタムショップクオリティを追求したTrue Historic Seriesと基本仕様が共通なモデルです。※2016年モデルからシリアルナンバーの表記が異なり、ヴィンテージシリアル(トゥルーヒストリックと同じ)となっています。

年間での製作本数に上限を定めるTrue Historic Seriesは違い、True Historic Seriesとすべてのベネフィットをそのままに、ファクトリー選定材や、あらゆるカスタム・カラー、ピックアップ、ハードウェアといったパーツのカスタムを可能としたギブソンカスタム最高峰モデルです。

ボディはダブルステップのCNCラフカーヴィングと、手仕上げのサンディングを融合させることにより、1950年代特有の優美なボディカーブとネックシェイプを再現することに成功しています。
ボディ形状はメイプル部、マホガニー部ともにネック・セット部分からボディエンドにかけて、やや薄くなるテーパード・ボディとなっています。カッタウェイ部は深さも増しているところも2014年モデルからの変更点となっています。

2013年から導入されたハイドグルー(ニカワ)によるラミネイトはボディ部分にも採用され、塗装に関しても、ハンドスプレーのテクニック、ドライサンディング、ウエットサンディングの途中工程を含めた全てのプロセスを見直すことによりオーセンティックな塗装を実現。ボディ本来の鳴りを向上させ、フィニッシュの透明度を高めた仕上がりとなっています。

ネックは角張ったエッジを落としこむロールド・バインディング加工、バインディングのスクレイププロセス、フレットや指板のドレッシングにも見直しが行われています。ホリーウッドのヘッドヴェニアもオリジナル同様で約0.3mmほど薄い突板へ変更され、各部に手作業のシェイピングステップを追加することにより、ヘッド外周など各部のエッジが更にリアルな雰囲気となっております。

さらにネックシェイプに関してはエドウィン・ウィルソン氏監修の元、膨大なヴィンテージレスポールから3Dデータをスキャンし、エドウィン・ウィルソン氏本人が最も相応しいと感じたレスポールのシェイプを採用しております。非常に手に吸付き、スムースなフィーリングが得られます。またヴィンテージを弾いた時にプレイヤーが感じるフィーリング、趣といった感覚的なところまで含めて、プレイアビリティには非常に拘っている感じが伝わってきます。

また、今回ギブソンカスタムが莫大な予算を投じたのがトゥルーヒストリック・パーツ。スイッチプレート、ジャック・プレート、ピックガード、エスカッション、ノブ、ピックアップカバーなど、細部までパーツの精製が行われています。外観的な形状のみに留まらず、 ABS樹脂のプライ数や、製造工程、エッジテーパー、研磨工程、メッキ層まで当時に近い質感を復刻しています。

お問い合わせはイシバシ楽器渋谷店ギターフロアまでお気軽にどうぞ!!
03-3770-1484
shibuya@ishibashi.co.jp

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