Gibsonアコースティック、歴史的重要モデルとは・・・

Gibson Gibson Montana Acoustic アコースティックギター ヴィンテージ
いつも『GuitarQuest』をご覧いただき、ありがとうございます。アコースティックギター担当の藤本です。

前回、前々回とGibsonアコースティックギターについてお伝えさせていただきました。ご覧いただいた皆様、ありがとうございます。

さて今回は・・・、懲りずに「Gibsonアコースティックギター」についてお伝えしたいと思います!Gibsonアコースティックギターだけではなく、Gibsonエレクトリックギターにとっても非常に重要であるモデルをご紹介したいと思います。

1950年に登場したCF-100


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⇒CF-100の商品一覧はこちら

フラットトップギターで初のフローレンタイン・カッタウェイを採用したアコースティックギター。1950年~1958年までの僅かな期間でしか生産されなかったモデルで、メジャーなモデルとは言えないかもしれません・・・。

「LG-2(B-25)スモールボディーにフローレンタイン・カッタウェイ」というデザインは、当時としては非常に革新的なデザインでした。

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今でこそカッタウェイボディーのアコースティックギターは多くのブランドで生産されておりますが、この先端のシャープな形状を成型し、さらにバインディングを張ることは非常に難度の高い作業で、現在のGibsonモンタナ工場でも数名の熟練スタッフによって時間をかけて作られています。初のカッタウェイボディーを採用したアコースティックギターという点は、今日のアコースティックギターにとっても非常に重要なデザインであったことは言うまでもありません。

そしてネック、インレイデザインにご注目ください!

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CF-100が誕生してから2年後の1952年、あのLes Paulが誕生します。

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※Les Paul参考画像
エレキギターファンの方には説明不用であるレス・ポールと、CF-100のネックデザインを比べてみると、どうでしょう??

丸みのあるラウンドネック、そして指板のディッシュインレイ。CF-100のネックシェイプとデザインがそのままLes Paulにも採用されたという事実は、様々な文献を読んでも確認はできませんが、あのLes Paulよりも先に、このネックデザインが採用されていたという事実だけでも非常に興味深いのではないでしょうか。

1951年、初のエレクトリック・アコースティックギターCF-100E登場


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⇒CF-100Eの商品一覧はこちら

CF-100が登場してから僅か1年後、初のエレクトリック・アコースティックギターとしてCF-100Eがリリースされます。先にご紹介したCF-100と同じく、1958年に生産完了となり、当時の生産本数も僅かでありました。

ボディーとネックデザインはCF-100と同様。注目すべきはボディートップにシングルコイルピックアップP-90をマウントし、同じくボディートップにボリューム/トーンのコントロールを配した点です。

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Gibsonのエレクトリック・アコースティックギターというと、ジョン・レノンが愛用したJ-160Eが有名かと思います。しかしJ-160Eが誕生したのは1954年、、その3年前にCF-100Eは誕生しています!さらに言うと、あのLes Paulよりも先にP-90ピックアップを搭載しています!!J-160Eよりも、Les Paulよりも先にP-90ピックアップを搭載した初のエレクトリック・アコースティックギターとして誕生したCF-100EはGibsonにとって非常に重要なモデルであると言えるでしょう。

CF-100/CF-100Eに魅了されたアーティストと、独特のサウンド特性


CF-100/CF-100Eを使用するアーティストとして、まずは、ジャクソン・ブラウンが挙げられます。アルバム"Solo Acoustic Vol.1”のジャケットにも登場したダブル・ガードのCF-100は有名です。また、近年では奥田民生のシグネイチャーモデルが発表されたことも記憶に新しいですね。その他にもボブ・ディラン、坂崎幸之助、押尾コータローなど国内外の多くの著名アーティストが愛用しています。

スモールサイズのボディーで取り回しがよく演奏性が高いのはもちろんのこと、サイズを感じさせないGibsonらしいダイナミックなサウンドが特徴かと思います。J-45などのラウンドショルダーボディーに比べ、粒のまとまった音響特性をもちますので、マイク集音をするレコーディング時にも扱いやすいのではないでしょうか?

現代に甦ったCF-100/CF-100E


先述しましたとおり、歴史的に非常に重要なモデルであると言えるCF-100/CF-100Eは、10年弱という僅かな期間でしか生産されませんでした。よって、オリジナルの生産・流通本数は極僅かであることは間違いありません。ヴィンテージマーケットを見ても、特に国内での流通量は少なく、アメリカのギターショウに出品されたとしても高値で取引されております・・・

そういった市場の状況と、ヒストリカルなモデルへの探究心、そしてGibsonモンタナチームと当社の親密なリレーションによって、CF-100/CF-100Eは奇跡の復活を成し遂げました

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ノンピックアップ、初期の仕様を踏襲した当社オーダーモデルのCF-100、ピックアップ搭載、ユニークなエボニーカラーで仕上げた当社オーダーモデルCF-100E Ebony、そして現在のGibsonの技術を駆使し、話題のサーマリーエイジド加工を施した当社限定販売のCF-100E Reissue

半世紀以上のGibsonアコースティックギターの歴史、そしてエレクトリックギターの歴史を感じながら、手にとっていただきたいモデルです。CF-100とCF-100E、是非ご覧ください。

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イシバシ楽器がお薦めするGibson CF-100 / CF-100Eはこちらから!

この記事を書いた人

藤本 賢
昭和61年生まれ(1986年)、神奈川県出身、左利き。父親の影響で小学生の頃よりギターを演奏。2008年入社、現在は立川店サブマネージャー。好きな音楽はロック、ソウル、R&B等ジャンルは幅広く、フェイバリットギターはGIBSON ES-335。今一番ほしいものは「スモールサイズのアコースティックギター」。

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