Team Built Custom 59 Jazzmaster N.O.S Lefty 3 Color Sunburst

Fender Custom Shop Custom BuiltシリーズよりJazzmasterのレフティ仕様が入荷致しました。今回はこちらのモデルをご紹介いたします。

sub_06-313431400-75321_l
Fender Custom Shop / Team Built Custom 59 Jazzmaster N.O.S Lefty 3 Color Sunburst

2013年にフェンダーコロナ工場にてオーダーしましたので3年かかりました。レアモデルですとマスタービルダー並みに納期がかかります。

sub_06-313431400-75328_m

「テレキャスター」「ストラトキャスター」の発売以降、多くのプロミュージシャンに高評価を得たフェンダー社が、高級志向を取り入れた最上位機種として1958年に発表されたのが「ジャズマスター」。本機は「ジャズマスター」の初期モデルとされる59年頃のスペックを「ベーシックモデル」とした王道スタイルです。

ボディ材には木材の選定に造詣の深いカスタムショップスタッフが直接選定した「Hand Selected Alder 」を採用。高音が綺麗に抜けてくれるオフセットコンターボディは印象の実際の重量より軽く感じられ、取り回しも良くロックなプレイに最適です。

ボディフィニッシュには極薄の「ニトロセルロース・ラッカー」を施しており、指板ラディアスは7.25″、フレットは細めのヴィンテージスタイルフレットを採用しと、ビンテージスタイルを周到したカスタムショップらしい高品質な仕上げとなっております。

ビンテージスペックをリスペクトしている為、演奏時のタッチニュアンスにはとても敏感に反応してくれて、「ジャズマスター」らしい硬質ながらレンジの広いトーンを演出してくれます。

右用にナットを交換して使うのもエキセントリックでカッコ良いかも知れません。

sub_06-313431400-75327_l

59年途中より採用された「べっ甲ピックガード」とボディカラーのマッチングも良く、トップビューとスペック共にヴィンテージ要素を追求したフェンダーのらしい一品!時代が移り変わっても「変わらない」良さがここに在ります。

現在でも根強い人気を持つジャズマスターは、1958年に米フェンダー社よりジャズミュージシャンをターゲットに発表されました。 当時のジャズギタリストの間ではギブソン社のレスポールの使用が一般的であり、フェンダーのギターはジャズには不向きであるという傾向にありました。そこに一石を投じるべくフェンダー社の創業者レオ・フェンダーはジャズに対応できるギターの開発に着手しました。

そのような背景の中生まれたジャズマスターは、当時のラインナップの最高機種であり、フェンダー社としては初めてローズウッド・フィンガーボードを採用、また座って演奏することの多いジャズミュージシャンを意識した左右非対称のオフセット・ウエイトと言われるボディーデザイン、従来のシングルコイルより太く甘いワイルドコイルピックアップ、フロントピックアップ用プリセット回路、滑らかなアーミングが可能なフローティング・トレモロなど多くの新しいアイデアが採用されました。1966年からはブロックインレイ、ネックバインディングが施されるようになり、その後何度かマイナーチェンジを繰り返しながら1980年頃まで生産されました。生産中止後も需要が途絶えず、1999年より再生産販売が開始されました。

ジャズマスターにはフロントピックアップ用のプリセット回路が付いており、スイッチを上に上げると回路が切り替わります。このプリセット回路は通常のフロントポジションのサウンドよりも更に甘いサウンドに設定されており、トーン、ヴォリュームのプリセットが可能です。主にバッキングとソロの使い分けとして使うのが一般的ですが、プリセット回路側のヴォリュームをゼロにし、キル・スイッチとして使っても面白いです。

プリセット機能は当時フェンダー社副社長のフォレスト・ホワイトが、レオ・フェンダーに出会う前の1930年代には考案し1944年には自作のスティール・ギターに組み込んだそうです。
考案のヒントは、ライブ中のミュージシャンがリズムとリードパートの音量を変えるのに一生懸命ボリュームをいじりながらコントロールしていたのを見て、プリセットがあれば楽なのに、と思って考案したそうです。このアイデアは1958年にプリセット機能がついたソリッド・ボディ・エレキギター・ジャズマスターに繋がりました。

sub_06-313431400-75329_l

ジャズマスターの力強く芯のあるサウンドは、1960年代のサーフミュージックに大きな影響を与えました。1990年以降はオルタナティブロック系のギタリストに愛用され、近年ではシューゲイザー系ギタリストにも多用されるなど幅広く使用されています。

特にカスタムショップ製のJazzumasterかつレフティともなると、非常に珍しい1本でございますので、お探しだった方は是非この機会にご検討下さいませ。

>>商品のご購入、詳細はこちらから

シェアする