楽器考察その4 「マーティン、ギブソン、フェンダー…アメリカン・ギターの競演 イーグルス・グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」

イシバシ楽器池袋店の白井です。アルバムを聴いて使用楽器を考察する「楽器考察」シリーズ第四弾はイーグルスの『グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』を取り上げてみたいと思います。

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イーグルスはアメリカを代表するバンドのひとつであり、ロックの歴史にその名を刻んでいます。彼らは1970年代のアメリカ西海岸の象徴であり、特に雑誌「ポパイ」が創刊されて巻き起こった西海岸ブームの中で、盟友のリンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウン、ジョン・デイヴィッド・サウザーらとともに、日本においても音楽のみならず、ライフ・スタイル、ファッションにも大きな影響力を持ちました。

イーグルスは西海岸の先達CSNYの流れを汲む、アコースティックでフォーク、カントリーのテイストを持つサウンドとエレクトリックなロック・サウンドを融合させたサウンドが特徴です。ハイ・ノートの効いたボーカル・ハーモニーにもCSNYの影響を感じさせました。途中、オリジナル・メンバー、バーニー・レドンがジョー・ウォルシュと交代するあたりからロック色を濃くします。

代表曲と言えばジョー・ウォルシュとドン・フェルダーのツイン・リードをフィーチャーした「ホテル・カリフォルニア」ということになるでしょうが、『グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』はジョーが加入する前の4枚のアルバムからのヒット曲集で、「ホテル・カリフォルニア」は収録されていません。しかしながら、このアルバムはアメリカではマイケル・ジャクソンの『スリラー』に次ぐセールスを記録しており、世界で最も売れたベスト・アルバムとしても知られています。ギターのみならず、バンジョー、マンドリン、スティール・ギターも登場し、アコースティックとエレクトリック・サウンドの均衡がとれており、しかも代表的なナンバーばかりと言うことで「楽器考察」には絶好の題材だと思います。

このアルバムに収録された音源のメンバーは、故グレン・フライ(ボーカル、ギター、ピアノ)、ドン・ヘンリー(ボーカル、ドラム、ギター)、バーニー・レドン(ボーカル、ギター、バンジョー、マンドリン、ドブロ、ペダル・スティール)、ランディ・マイズナー(ボーカル、ベース)、そして途中参加のドン・フェルダー(ボーカル、ギター、バンジョー、マンドリン、ペダル・スティール)です。

それではまず、1970年代当時の彼らの使用ギターなどを確認しておきましょう。

●グレン・フライ
アコースティック・ギターはマーティンをメインに使用。D-28、D-35、D-12-28の使用が確認されます。デビュー当時のステージではマイクで拾っていましたが、70年代半ばになるとデ・アルモンドのマグネティック・ピックアップを取り付けていました。以前の原稿に書いた通り、私が学生時代にD-28を買ったのは、イーグルスのフロント・マンのグレンに憧れたからです。70年代末になるとタカミネのエレアコも使用するようになりました。タカミネは登場するや、イーグルスをはじめ、ジャクソン・ブラウン、ライ・クーダーなど西海岸のアーティストがこぞって使用し注目を浴びました。

エレキ・ギターはギブソンのブラックのシングル・カッタウェイのレスポール・ジュニアがトレード・マークです。フロントにピックアップが増設されています。「テイク・イット・イージー」ではギブソンのセミアコ、ES-330も使用していました。元々「テイク・イット・イージー」ではマーティンのアコースティック・ギターを使用していましたが、バンドが5人編成となりサウンドがパワーアップしたことからエレキに持ち替えたそうです。アコースティック・ギターやエレアコではハウンリングの問題から大きな音を出すことに限界があります。エレキへの持ち替えにはおそらくそういった背景があるのでしょう。

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左はグレンのファースト・ソロ・アルバム『ノー・ファン・アラウド』。2ピックアップ化された黒のレスポール・ジュニアを持つグレンが写っています。右はバーニーがイーグルス脱退後に結成したバーニー・レドン・マイケル・ジョージアディアス・バンドの『歌にくちづけ』。左側でマーティンD-18を持っているのがバーニー。

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アンコールでグレンがES330を抱えたら「テイク・イット・イージー」でした。画像はリイシュー・モデル。グレンのES330はチェリーレッドで金属カバーのP-90が付いていました。

●ドン・ヘンリー
メイン・パートはドラムですが、「我が愛の至上」を歌うときはアコースティック・ギターを弾きます。マーティンD-28、D-35を使用していますが、グレンと持ち回りだった可能性があります。

●バーニー・レドン
アコースティック・ギターのメインはマーティンD-18です。グレンの潤いのあるアコースティック・ギター・サウンドと、バーニーのぱりっと乾いたサウンドのコントラストが絶妙です。

バーニーのエレキ・ギターのメインは、フェンダーのブラウン・カラーでローズウッド指板のテレキャスターです。このギターにはデイヴ・エヴァンズのストリングベンダーが装備され、またフロント・ピックアップはハムバッカーに交換されるなど数々のモディファイがなされています。ちなみに、ストリングベンダーはエレキ・ギターでペダル・スティール的なサウンドを得るための装置です。演奏中にネックを押し下げるとストラップ・レバーに連動したハブ(回転テール・ピース)が2弦を巻き上げベンドをかけるというものです。後ほど画像で簡単に紹介しますが、将来GuitarQuestの中で詳しく特集するつもりです。他にレスポール・デラックス、50年代前半製のテレキャスターなどの使用も確認できます。

バンジョーはバーズのロジャー・マッギンとのトレードで入手したフェンダー・コンサート・トーンをメインで使用していたようです。マンドリンはギブソンのラウンド・ホールのティアドロップ型の物を使用が確認できます。A-2でしょうか。ペダル・スティールはシングル・ネックのZBやエモンズを使用していたようです。

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バーニーが使用していた50年代前半製テレキャスターとほぼ同じ仕様の現行リイシュー・モデル。バーニーが使用した50年代のテレキャスターにはストリングベンダーは装着されませんでした。

●ランディ・マイズナー
デビュー当初は主にローズウッド指板のプレシジョン・ベースを使用しています。メタリックで赤茶っぽく見えます。キャンディ・アップル・レッドが退色したのでしょうか。その後、ハグストラムの赤いベースも使用するようになります。一般にビザールのイメージが強いハグストラムですが、ランディは図太いサウンドを出しています。1970年代半ばになるとブロンドのテレキャスター・ベース、同後半になるとサンバーストのジャズ・ベース、そしてメイプル・グロウのリッケンバッカー4001の使用が確認できます。どんなベースを弾いても音色が一様なのはさすがです。

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イーグルスのデビュー当時のランディはローズウッド指板のプレシジョン・ベースを愛用していました。画像は復刻された現行モデル。

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ランディが使っていたリッケンバッカー4001の現行タイプの4003。

●ドン・フェルダー
アコースティック・ギターのメインはマーティンD-35。トップを薄くモディファイしていたようです。

エレキのメインは後年発売されたシグネチャー・モデルの基になったギブソンの1959年製レスポール。後に加入したジョー・ウォルシュの赤味の濃い1960年製の同モデルとステージ上で対比ができました。当時は1950年代製のサンバーストのストラトキャスターも使用しています。1970年代後半「ホテル・カリフォルニア」のライブ演奏時に使用する白いギブソンのダブル・ネック、EDS1275も彼を印象付けたギターのひとつとして紹介しておく必要があるでしょう。
バンジョー、マンドリンはギブソン。後者はスクロール付き、ラウンド・サウンド・ホールのF-4です。ペダル・スティールはショー・バッドのダブル・ネックの物を使用していました。バーニーが辞めた後はバンジョーをも担当しました。

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ドン・フェルダーの愛器59年レスポールを復元したシグネチャー・モデル(販売完了)。

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ドン・フェルダーがステージで良く使用していたストラトキャスターは50年代の物でした。画像はクラシック・シリーズの復刻モデル。

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今回取り上げるアルバムには登場しませんが、「ホテル・カリフォルニア」のPVにおけるドン・フェルダーの白いダブル・ネックSGも伝説のアイテムとなりました。画像は後年発売された彼のシグネチャー・モデル。(生産完了)

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ドン・フェルダーが愛用したショー・バッドのペダル・スティール。(完了品) 彼の物はレッド・ステイン仕上げでした。バーニーが在籍中はレコーディングではバーニーがペダル・スティールを担当したため、ドン・フェルダーはステージでのみペダル・スティールを演奏していました。レコーディング作品にドンのペダル・スティール演奏が登場するのは『ホテル・カリフォルニア』以降です。

なお、彼らが好んだギター・アンプはフェンダーのエラックス・アンプなど比較的小型の物でした。故レッド・ローズによってハイ・パワー化されていたようです。一時期、スピーカーのサランがインディアン風の柄の物に変えられていたのが印象的です。また70年代後半になると、ミュージック・マンのアンプも使用されました。

それではいよいよ『グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』の収録曲を、楽器を考察しながら紹介していきましょう。

①テイク・イット・イージー(Take It Easy)
一作目『イーグルス・ファースト』(1972年)より。
ジャクソン・ブラウンとグレンの共作。表向きは女の子をナンパしようとドライブに出かける内容のナンバーですが、周囲にせきたてられることなく自分の居場所を見つけようというメッセージも込められています。今では1970年代賛歌的な存在ですね。リード・ボーカルはグレン。
裏から入るイントロのギター・サウンドがまず印象的。マーティンとフェンダーのギター・サウンドが重なります。最初の二小節のGコードは一般的なロー・ポジションのフォームを基に2弦は3フレットのDを押さえるのがミソ。続くC、さらにその次のD4sus7と1弦3フレットのGを押さえたままリズムを刻むことでインパクトを与えています。
マーティン・ギターが刻む軽快なリズムに乗せたグレンのしなやかなボーカルとランディとドン・ヘンリーによるファルセットのコーラスが、世界中のどこで聴いても南カリフォルニアの解放感を覚えさせてくれます。この曲がアメリカへの憧れの第一歩となったファンも多いことでしょう。
リード・ギターとバンジョーはバーニー。カントリー・フレイバー溢れるエレキ・ギター・サウンドはテレキャスターの真骨頂。間奏の最後の二小節ではストリングベンダーならではのフレーズが出てきます。バンジョーはアール・スクラッグス・スタイル。フラット&スクラッグスの名曲「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」風のフレーズもちょこっと顔を出します。

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ゴールド・スターGF-85。バーニーが得意とするブルーグラス・スタイルの演奏にはこういったリゾネーターがついた5弦バンジョーが必須です。

②魔女のささやき(Witchy Woman)
一作目『イーグルス・ファースト』(1972年)より。
イーグルスのオリジナル・メンバーは元々リンダ・ロンシュタットのバックアップ・バンドとして集まっていました。リンダの元を離れた彼らですが、リンダとの交流はその後も長く続きます。この曲はリンダのことを歌ったもので、ドン・ヘンリーとバーニー・レドンが作っています。リード・ボーカルはドン・ヘンリー。ハンク・ウィリアムズの「カウ・ライジャ」にも通じるインディアン音楽風のイントロが印象的です。
リード・ギターはグレン。レスポール・ジュニアらしい荒削りで野太いサウンドを聴かせてくれます。バーニーが弾いていると思われるアコースティックのリズム・ギターも印象に残ります。マーティンD-18でしょうか、ドライで透き通った音色です。

③いつわりの瞳(Lyin’ Eyes)
四作目『呪われた夜』(1975年)より。
イーグルスらしいカントリー・ロック・ナンバー。歌、演奏ともに軽快ですが、不倫を描いたストーリーが語られています。韻を踏んだ歌詞も印象に残ります。ドン・ヘンリーとグレン・フライの共作でリード・ボーカルはグレン。
リズム・パートにはアコースティック・ギターが何本か重ねられています。これもまたマーティンならではの透明感と重厚感が共存した響きです。1979年の来日公演ではグレンがD-28、ジョー・ウォルシュがD-12-20を使用していたと記憶しています。
リード・ギターはバーニー。シンプルですが、アコースティックとエレキを時には重ねて耳に残るフレーズを奏でています。三番で聞こえてくるバーニーによるマンドリンのオブリガードも秀逸です。
土台を支えるランディのベースもシンプルですが、ずっしりと響いてきます。

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Eastman MD514マンドリン。イーグルスのようなポップス寄りのサウンドには、fホールよりこのようなラウンド・ホールのマンドリンの柔らかい音色がマッチします。

④過ぎた事(Already Gone)
三作目『オン・ザ・ボーダー』(1974年)より。
イーグルスに何曲かの作品を提供しているシンガー・ソングライターのジャック・テンプチンと、一時期フライング・ブリトー・ブラザーズ(以下FBB)にも在籍したやはりシンガー・ソングライターのロブ・ストランドランドの共作による軽快なロックンロール。ちなみに解散、再結成を繰り返したFBBですが、オリジナルのFBBにはバーニーも在籍しました。リード・ボーカルはグレン。
イントロの導入はバーニーのテレキャスター、続くリード・ギターはグレンのレスポール・ジュニア、間奏、エンディングでグレンにかぶってくるもう一つのリード・ギターはドン・フェルダーのレスポール。三者三様のエレキ・ギター・サウンドが楽しめるギター・ファンには贅沢なナンバーです。特にドン・フェルダーの演奏はハムバッカーのレスポールでなければなしえないものです。

⑤ならず者(Desperado)
二作目『ならず者』(1973年)より。
西部開拓時代の無法者をテーマにしたコンセプト・アルバム『ならず者』のタイトル曲。ドン・ヘンリーとグレン・フライの共作によるスロー・バラードで、リード・ボーカルはドン・ヘンリーが担当。ロック・スターの栄枯盛衰をならず者に重ねています。リンダ・ロンシュタット、カーペンターズなど、多くのアーティストがカバーしています。ドンの哀愁を帯びたハスキーな歌声が魅力的です。
ギターはわずかにエレキのオブリガードが聞こえる程度です。

⑥呪われた夜(One Of These Nights)
四作目『呪われた夜』(1975年)より。LPではこの曲からB面です。
アルバムのタイトル・トラックでアル・グリーンをモチーフにした16ビートの異色作。ドン・ヘンリーとグレン・フライの共作によるナンバーです。R&B的でもあり、ハード・ロック的でもあるミステリアスなサウンドで、セクシーなドン・ヘンリーのリード・ボーカル、イーグルスらしいファルセットのコーラス、ドン・フェルダーのアレンジによるギターとベースのアンサンブルが絶妙です。
冒頭からインパクトのあるベースのフレーズが飛び出します。ドン・フェルダーが考えたフレーズですが、腹に響くベース・サウンドはランディならでは。ドンのドラム、そしてバーニーがテレキャスターで弾いていると思われる切れ味の良いリズム・ギターとともに独特のグルーヴを生み出します。そして何といっても演奏上のハイライトはドン・フェルダーのギター・ソロでしょう。21フレットの半音チョーキングで始まるメロディアスでありながら、ダイナミックでスリリングな展開のフレージングには多くのギター小僧がノックアウトされました。これもまたギブソン・レスポールでしか表現できないプレイと言えるでしょう。

⑦ピースフル・イージー・フィーリング(Peaceful Easy Feeling)
一作目『イーグルス・ファースト』(1972年)より。
この曲もジャック・テンプチンの作品。夜空の下のカリフォルニアの砂漠の光景が目に浮かぶラブ・ソング。リード・ボーカルはグレン。
軽快な8ビート、爽やかなコーラス、マーティンのリズム・ギター、ストリングベンダー・テレキャスターのリード・ギターと、これもまたイーグルスが作り上げた世界観を凝縮したナンバーです。バーニーのテレキャスター・サウンドとストリングベンダー・プレイが堪能できます。

それでは、ここでストリングベンダーについて簡単に紹介しておきましょう。

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<ストリングベンダーの構造1> ストラップ・ボタンがレバーの先端についており、ネックを押し下げるとストラップでレバーを引き上げることになります。サイドに見える丸い物はベンドの音程の幅を調整するネジです。

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<ストリングベンダーの構造2> 2弦の延長線上にあるハブが弦を巻き上げベンドをかけます。

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<ストリングベンダー構造3> 裏から見るとこんな感じです。ちなみにこれはパーソンズ/ホワイト・ストリングベンダーと呼ばれるもので、バーニーが使用するデイヴ・エヴァンズのシステムとは多少形状が異なります。

⑧テイク・イット・トゥ・ザ・リミット
四作目『呪われた夜』(1975年)より。
ランディ・マイズナー、ドン・ヘンリー、グレン・フライの共作。ランディの突き抜けるような歌声をフィーチャーしたスロー・ワルツのナンバー。エンディングのリフレインは圧巻です。イーグルスのヒット曲としては初めてグレンとドン・ヘンリー以外のメンバーがリード・ボーカルを取っています。
全編に荘厳なストリングスが流れギターの出番は少なめですが、ドン・フェルダーのオブリガードがスパイスとなっています。

⑨テキーラ・サンライズ(Tequila Sunrise)
二作目『ならず者』(1973年)より。
この曲も「ピースフル・イージー・フィーリング」、「いつわりの瞳」に通じる、爽やかなカントリー・ロック・ナンバーですが、マリアッチな雰囲気がプラスされています。ドン・ヘンリーとグレン・フライの共作で、リード・ボーカルはグレン。
マーティンとフェンダーのコラボレーションがイーグルスのカントリー・ロックの側面を印象付けたと言えそうです。バーニーのストリングベンダーは他の楽曲以上にペダル・スティール的です。

⑩我が愛の至上(The Best Of My Love)
ジョン・デイヴィッド・サウザーがドン・ヘンリーとグレン・フライと共作したスローでアコースティックなナンバー。リード・ボーカルはドン・ヘンリー。最初の全米No.1シングルとなりました。イーグルスはラブ・ソングでも言葉が選り抜かれており、格調高い作品に仕上げています。
ここでも、マーティン・ギターが重ねられています。この曲でグレンがD-28、バーニーがD-18、ドン・ヘンリーがD-35を弾いているステージ写真を見た事がありますが、マーティンのカタログのようでした。レコーディングではバーニーのペダル・スティールが効果的に響いています。イーグルスはサーファーの間でも人気ですが、スティール・ギターをフィーチャーしたこのナンバーはサーフ・ミュージック的な要素も持ち合わせていると言えるでしょう。

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バーニーが好むMartin D-18。画像は現行品。

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70年代の顔役Martin D-28。画像は現行品。

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フォークのボーカル・スタイルにマッチした明るいサウンドのMartin D-35。画像は現行品。

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イーグルスには12弦ギターもかかせません。画像は現行モデルのD-12-28。

いかがでしたでしょうか。1970年代に青春時代を過ごした私たちは、メイド・インUSAカタログやポパイなどの雑誌とイーグルスなどのアメリカン・ロック・バンドから、数々のアメリカン・アイテムやアメリカ西海岸という土地に誘われたのです。マーティン、フェンダー、ギブソン、リッケンバッカー、グレッチと言ったアメリカン・ギターへの憧れの原点も彼らでした。こうやってじっくり聴き返すと、その思いを再確認します。この気持ちは間違いなく一生モノです。私たちの耳からは生涯アメリカン・ギターのサウンドが離れないでしょう。

次回はCSNY特集を予定しています。ご期待くださいませ。

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