【Vintage File】#16.5 Summer Philly Showレポート・番外編

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渋谷店佐藤です。現在アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア近郊のキング・オブ・プルシアでの現地時間21:00過ぎ、宿泊場所の自室で今週〆切分のこの記事を書いています。ユビキタス社会は便利な反面、こうしてどこにいても仕事が増えてしまうのがつらい所ですね...

というわけで、今回のGuitar Quest【Vintage File】は、つい先程まで参加していたGreat American Guitar Show(Summer Phillyショー)会場で出会った面白いものを紹介させて頂きます。

買付品の情報等は、イシバシ楽器の公式facebookにてお伝えしてきましたが、本記事はその番外編という事でお楽しみ頂ければ幸いです。



まずはギターショー会場の様子です。
フィラデルフィアのイベント会場を貸し切ったイベントです。10月に開催されるアーリントンのギターショーに比べると狭い会場ながら、主催者のキャラクターからか、心からの楽器好き・音楽好きが集まるイベントという印象があり、良質な楽器が集まります。
そこかしこで即席ジャムセッションの音が聴こえてきます。

写真には残していないのですが、日曜にはフットワークの軽すぎるCEOとして知られる(褒め言葉)ポール・リード・スミス氏がふらっと現れ、PRSを扱っているディーラーブースで、これまた即席ジャムセッションを何時間も繰り広げていました(笑)。



それでは会場で出会った面白いアイテムを紹介していきましょう。
まずはこちらのテナー・ギター。戦前のものなのですが、ボタンを押すとコードを押さえてくれるという当時としては中々画期的で時代を先取りしていたアイテム!
それでいてボタンのデザインがレトロで可愛らしい1本です!



同じく戦前のアイテム。30年代のRegalなのですが、右側の個体はこの手のギターにしては珍しく東洋風のグラフィックが描かれています。薄緑のカラーと相まって、中々雰囲気ありますね。



このブースは結構良いヴィンテージも置いてあったのですが、投げやり気味に地べたに置かれていたこのギターに思わず目が行ってしまいました。ネックがボッキリと折れたミニ・サイズのクラシックギター。「自分で直して弾いてみよう!得難い経験になるさ!きっと楽しいぜ!イエーイ!」的なやつですね!



黒いCF-100E。思わず二度見してしまいました。「え!?イシバシオリジナルモデルがもう中古でアメリカで出回ってるの!?」・・・よく見ると本物のヴィンテージCF-100E(怪しい所はありましたが)を黒く塗って白ピックガードに交換した個体だったのでした。それはそれで中々アバンギャルドですが・・・。



ウォークイン(一般入場の方の持ち込み)で出会ったアイテム(*オーナーの方には掲載許可を頂いています。Thank You So Much!)。本物のヴィンテージのES-175をES-295風に改造した、気合の入りすぎた2本です。「295のルックスが好きすぎてこうしちゃったんだよーHAHAHA!」との事でした。楽器への愛が満ち溢れたアイテムです。

 

ギターショーに行くたびにこうした一癖も二癖もあるアイテムに出会うのですが、共通して感じるのはアメリカ人の楽器・音楽への愛情です。愛情のかたち・対象は人それぞれ。しかしながらどれも愛らしく気持ちの良いものですね。

帰国後次回の【Vintage File】でも、また面白いアイテムを愛情を込めて紹介していきますので、お楽しみに!

この記事を書いた人

佐藤俊太
渋谷店リユースマネージャー。普段は渋谷店に籍を置きつつ、イシバシ社内のエレキやベース、アンプ等含めた海外でのヴィンテージ楽器の買付も担当、定期的に渡米し現地のディーラー/コレクターと直接交渉を重ね買付を行っている。特にアコースティックギターに精通しているが、プライベートではパンクやガレージロック、ダークなアンビエント等を好み、愛器は1970年製Guild Bluesbird、モディファイした近年製SG Special、自作のストラト・タイプ、Mayonesの7弦などなど。個人的にはヴィンテージ/近年製問わずアクの強い楽器が大好物。はじめての楽器選びから一生モノとなるとっておきの1本まで、皆様の愛器との時間が最高のものとなるべく、精一杯お手伝いさせて頂きます。

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