【イシバシ三銃士のスーパーギター列伝・アーカイブス】第4回

Gibson イシバシ三銃士のスーパーギター列伝・アーカイブス ヴィンテージ
※この記事はイシバシ楽器メールマガジン2016年8月号「イシバシ三銃士のスーパーギター列伝」からの転載記事です。最新版はイシバシ楽器のメールマガジンにてご覧いただけます。



皆様、初めまして。キング在原からバトンタッチを受けました、どうもスペシャリスト和田です。

私、最初の投稿はコレ!! と決めておりました。そうです、Gibson ES-345TDなのです。



ES-335の上位機種として1959年に発表され1983年まで製造されていました。
ES-335が1958年発表ですので、1年後に発表されたモデル!! そうそれが、ES-345!!

非常に歴史のあるES-345を皆さん一緒にひも解いていきましょう。

では、簡単にES-335とES-345の違いをご紹介いたします。

[1] バリトーンの回路が有名。サウンドバリエーションが豊富で5種類の異なったキャパシターとチョークコイルを使い、トーンを変えることができます

[2] ステレオジャック仕様。フロント/リアピックアップの出力を、2台のアンプで出すことが可能で、左右のアンプで、異なった音を出すこともできます。

[3] 高級感あふれるポジションマーク、ダブル・パラレログラム・インレイ!! ES-175、ES-295、ES-350など、皆さんがご存知のモデルにも採用されております。

[4] ボディバインディングが3プライになり、見た目も良く高級感が出ています。

[5] ペグ、ブリッジ、ピックアップカバーなどが、ゴールドハードウェアになっており、ES-335より高級ラインだということがわかります。

ここまでざっと、書いてみましたがいかがでしょうか?

こんな魅力的な、ES-345実は渋谷店にございます。
ここからは、店頭にあるGibson 1960 ES-345TD Sunburstをご紹介いたします。



まずは音色の特徴から1から6までのポジションで異なる音色が選べます。
バリトーンの回路は先ほど説明いたしましたが、5種類の異なったキャパシターとチョークコイルを使い、低音域を削っていくと言うニュアンスが近いと思います。

1のポジション:通常設定。

2のポジション:スマートになり少しゲインが無くなる感じ。

3のポジション:より低音域が残り、シングルピックアップぽさが、強調されます。

4のポジション:キャパシターの影響が出始めフィルターを通したようなサウンドです。

5のポジションでは、4のポジションにさらにフィルターを通して、ワウサウンドに近く私は好きです。ハイ。

最後の6のポジション:低音はなくなりすっきりした高音域が味わえます。



1959年と1960年の中間的ネックで非常に弾きやすいグリップ感。
太くもなく薄くもなくちょうど中間に当たり、人気のネックシェイプと言えます。



ピックガードも1959年の特徴である、ブリッジ部分まで伸びたロングピックガード仕様で、



ステレオジャック仕様ですが、トラスロッドカバーにSTEREOの文字がない個体です。



当時は、ストップテールピースが多い中、オプションとしてビグスビーが選べました。



私の憧れでもある“CUSTOM MADE”のプレート!! なんともたまりません。



ヘッドにあるクラウンインレイも、1965年の中期から後期にかけてだんだん下がって行きます。
そこも大事なポイントです。



チューナーに関しては、つまみ部分だけ換えられております。



そして、一度カバーのみはずされてはおりますが、P.A.Fピックアップから奏でられる確かな音により、最高のサウンドを提供してくれます。



勿論、ディープジョイント仕様で、フロントピックアップの真下までジョイント部分が延びているのが分かります。



リアピックアップの下には、バリトーンスイッチのシステムが搭載されており、オープンサイドウインドウも特徴の一つです。
リフィニッシュ、オーバーラッカー等も無く、変更点もペグのつまみ交換のみ、大変貴重な1本と言えるでしょう。

メインギターとしても、使われてきた方も多く、チャック・ベリー、フレディ・キングなどの有名プレイヤーたちにも愛されたギターです。

いかがでしたでしょうか? 次回は更なるビンテージに向かって突き進んでいきます。

さあ、大いなるギターワールドの旅に出かけよう!

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