BOSS GT-1000 Guitar Effects Processor徹底解説!第一弾!

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いつも石橋楽器店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
新宿店2Fペダルホリック担当:久保です。

BOSSマルチエフェクターの新たなフラッグシップモデルである、GT-1000が遂に発売となります!
今回GT-100からGT-1000へと、10倍もの数字になり、商品名以外にも飛躍的に革新的な機能を搭載したGT-1000、早速細部までご紹介して参りましょう!

それではまず、筐体を前機種であるGT-100と比較してみましょう。

名前
■GT-1000 Guitar Effects Processor
■GT-100 COSM Amp Effects Processor

いきなり細かいところですが、名称からCOSMが消えております。また、名前の通り現在はギター専用となっております。アップデートでベースにも対応するのか、GT-1000Bが出るのか・・・全国のBOSSファンのベーシストの皆様、続報に期待しましょう。
今回はWAZAアンプや刀アンプ、Blues Cubeシリーズで培ってきたTube Logicという技術から新たに生まれたAIRD(Augmented Impulse Response Dynamics)という革新的な新技術を心臓部に搭載。



『AIRD (Augmented Impulse Response Dynamics)とは?』


Tube Logicコンセプトをフロア型ユニットで体現、あらゆる接続環境で意図した通りのサウンド・デザインが可能。
アンプ全体の複雑な相互作用によって生まれる極上のサウンドとレスポンスを備えた、表現力豊かなAIRDアンプを多数搭載。(メーカー説明文引用)

プリアンプ、パワーアンプ、電源部、スピーカー、エンクロージャーまでを含め、音をアウトプットする際のこれらの相互作用をエミュレートしたのがAIRDテクノロジーという訳ですね。




更にはコンパクトエフェクター『X』シリーズでもお馴染みのMDP技術や、DD/RV/MD-500シリーズに採用されている高度なアルゴリズムにより設計された最新のエフェクトも多数内蔵しております。

 

コントロール類


■GT-1000


スイッチ計10個:バンク▼スイッチ、バンク▲スイッチ、CTL1~3スイッチ、1~5スイッチ
ボタン計6個:EFFECTボタン、MENUボタン、EXITボタン、WRITEボタン、PAGE(右、左)ボタン
ノブ計7個:1~6ノブ、OUTPUT LEVELノブ(MAION OUT、ヘッドフォンアウトに有効)
エクスプレッションペダル:1つ

■GT-100


スイッチ計8個
ボタン計8個
ノブ計9個
エクスプレッションペダル:1つ

スイッチの数は増え、ボタン、ノブに関しては減っております。GT-100の操作もそこまで煩雑ではありませんでしたが、GT-1000はより直感的にいじれるようになっております。
ここで注目なのが、ノブがプッシュ式のボタンにもなっており、LCD上に表示されているパラメーター下のノブを長押しして頂ければ、任意のスイッチ/ペダルにパラメーターをアサイン可能となっております。

 

外形寸法 / 質量


■GT-1000

幅 (W):462 mm
奥行き (D):248 mm
高さ (H):70 mm
質量:3.6kg

■GT-100

幅 (W):542 mm
奥行き (D):271 mm
高さ (H):80 mm
質量:4.8 kg
(メーカーサイト引用)

ご覧いただいて分かる通り、幅、奥行き、高さ、重量、全てにおいて新機種であるGT-1000の方がコンパクトになっております。
実際見てみた感じも、非常にスマートになった印象ですね。特に幅に関しては80mmもコンパクトになっており、ペダルひとつを足してちょうどGT-100と同じような感覚です。
持ち運びを意識した、非常にユーザー目線の改良ですね。

 

入出力系統


■GT-1000



INPUT端子、MAIN OUTPUT(L/MONO、R)端子、SEND1端子、RETURN1端子、SEND2端子、RETURN2端子:標準タイプ
SUB OUTPUT(L、R)端子:XLRタイプ
PHONES端子:ステレオ標準タイプ
CTL4, 5/EXP2端子、CTL6, 7/EXP3端子、AMP CTL1, 2端子:TRS標準タイプ
USB COMPUTER端子:USB Bタイプ
DC IN端子
MIDI(IN、OUT)端子

■GT-100



INPUT端子(標準タイプ)、AUX IN端子(ステレオ・ミニ・タイプ)、OUTPUT端子 L/MONO、R(標準タイプ)、PHONES端子(ステレオ標準タイプ)、EXT LOOP端子 SEND、RETURN(標準タイプ)、AMP CTL端子(標準タイプ)、SUB CTL1, 2/SUB EXP端子(TRS標準タイプ)、USB端子、MIDI 端子(IN、OUT)、DC IN端子

アウトプット端子、センドリターン端子、CTL/EXP端子の増加が目立ちますね。特にアウトプット端子に関してはキャノン端子の増加が嬉しいですね。内部ルーティングにより様々な使い方が可能となっております。
メインアウトとサブアウトでの出力調整も、メニューから行えるようになっております。

 

OUTPUT SELECT




画像はメインアウトのアウトプットセレクト表示です。
今回AIRD技術を搭載したことにより、GT-100まででもお馴染みのアウトプットセレクト機能が新たに『AIRD OUTPUT SELECT』として生まれ変わりました。
画像では12インチスピーカーを2発搭載したWAZAアンプのリターン端子に適した信号がいくように設定されております。その他JC-120のインプット、リターンに最適な信号やヘッドホン/ライン出力用、チューブスタックアンプ用やチューブコンボアンプ用と多岐にわたって用意されており、どんな環境でもAIRD技術の恩恵を受ける事が可能となっております。



もちろんメインアウト、サブアウトそれぞれのレベルを調整したり等も可能です。

 

ディスプレイ表示


 



それでは内部を見てまいりましょう!これはプリセット選択画面です。この状態でEFFECTボタンを押すと内部ルーティングが見れるようになっております。



こちらがプリセット「P01-1」のルーティング画面です。
CMP、EQ3、FFX1から信号がパラレルとなり、上段がDS1、アンプ、NS1、EQ1、下段がDS2、アンプ2、NS2、EQ2となっております。
そこから信号はひとつにまとまり、EQ4、DLY1-4、MST DLY、FX2となっております。
ちなみに右が途切れておりますが、PAGE右ボタンを押して頂ければこの次のルーティングが画面に表示されるようになります。

ここで驚きなのはまずディレイが5つも選択できることでしょう(笑)そこまで使う方は中々いないとは思いますが、ここで既にGT-1000のポテンシャルの高さの片鱗が垣間見えます。
ディレイタイプ等は割愛しますが、非常に高品質なサウンドです。昨今のハイエンドエフェクターや、ハイエンドマルチプロセッサーでは当たり前の機能となった『キャリーオーバー機能(プリセットを切り替えた際にディレイやリバーブの残響音を残す機能)』が搭載されています。(※Master Delayのみ)
リバーブやディレイ1-4では効きませんのでここには気を付けてください。アップデートでリバーブ等にもかかるよう期待しましょう!

 

コントロールアサイン




こちらはフットスイッチに現在何がアサインされているかの確認画面です。
フットスイッチ下段左からプリセット1、プリセット2、プリセット3、プリセット4、プリセット5、
フットスイッチ上段左からバンク下げ、バンク上げ、DIV1 CH SEL(信号を並列にした際にどちら側に信号が行くか、現在は押すたびに信号が切り替わります)、Master Delayのオンオフ、チューナーのオンオフとなっております。

メニューのコントロールアサイン内、コントロールファンクションの項目からフットスイッチアサインは変更が可能となっております。



画面上の『FUNCTION』は現在そのフットスイッチにアサインされている機能、『MODE』はCTL1-3が『TOGGLE』となっておりますが、『MOMENTARY』へ変更すると押している時だけエフェクトがかかるいわゆるアンラッチ状態になります。
「1小節内のこの拍だけフランジャーをかけたい!」といった際には非常に便利な機能ですね。
『PREFERENCE』はこのフットスイッチ機能がプリセット単位で効くのか、グローバル(システム全体)で効くのかを設定する項目です。
フットスイッチの機能を完全に固定にする場合はSYSTEMに、プリセット毎にオンオフするエフェクト等を変更したい場合にはPATCHにしましょう。

また、他の機器であるようなフットスイッチ長押し機能等はないので、右上のフットスイッチを押すと瞬時にチューナーが起動します。初期設定ですと、チューナー起動時は出力がミュートされる設定になっておりますのでご注意ください。


チューナー画面で起動時にミュートするかバイパスするかの設定や、ピッチ切り替え、チューナーモード切替やチューニングの切り替え(ドロップDや7弦にも対応)、ポリモードでも確認が出来るようになっております。

また、意外に便利なのがGT-1000も内部にメトロノーム機能を搭載していることです。
ご自宅での練習にもばっちりですね。
初期設定ではメトロノームはサブアウトへは信号がいかないようになっており、メインアウト、ヘッドフォンアウトに有効です。(もちろん変更も可能)
メトロノームを使った後はメインアウトからアンプへ接続するとクリック音が爆音で鳴りかねないので注意しましょう。




いかがでしたでしょうか。
以上、BOSS GT-1000のご紹介でした。
非常に大好評いただき、初回入荷分は完売となりましたが、イシバシ楽器店では次回以降入荷分のご予約を受け付けております。
もし記事をご覧いただきご興味が出ましたら最寄りのイシバシ楽器へお問い合わせ下さいませ。

最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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この記事を書いた人

久保 晃一
新宿店4Fハイエンドフロア担当。エフェクター担当を数年勤め、現在はハイエンドギター、アンプ、エフェクター担当となる。 特にFRACTAL AUDIO SYSTEMS、KEMPERに造詣が深く、ギターではSuhrやJames tyler、Tom Anderson等ハイエンドコンポーネントギターの他、Paul Reed Smithやアンプ等にも精通している。現在はハイエンドフロア担当として、師にも恵まれ日々精進中。 皆様の愛機を探すお手伝いを懇切丁寧にさせて頂きます、是非一度ご来店下さいませ。

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