X JAPAN HIDEさんが空へと旅立ってから、19年目の春。

いつもギタクエをご覧いただき、ありがとうございます。
イシバシ楽器のhide担当:カズー藤田です 😀

 
今年2017年も「5月2日」を迎えました。

 

 

 

 
毎年恒例ではございますが・・・まずは同志の皆様、
本日の8時52分には三浦海岸方面に向かって、共に黙祷を捧げましょう!

 

 

 

 

 

 

さて、皆様はこの1年いかがお過ごしでしたでしょうか?

少し振り返ってみると・・・ウェンブリー・アリーナ公演の成功、そしてドキュメンタリー映画「We Are X」公開等、hideさんやTAIJIらの思いとともに今なお進化し、走り続けているX JAPANの姿を目にし、こみ上げてくる熱いものを日々感じられている方も多くいらっしゃるかと思います。

ここ数年の世界進出により、今や世界的ロックバンドとして確固たる地位を獲得したX JAPAN。

「We Are X」は、リーダーであるYOSHIKIを中心としたドキュメント構成となっていたものの、それでもX JAPANというバンドの中で、そして日本のロックシーンを駆け抜けた1人のギタリストとして、hideさんがどれほどの偉才であり、オンリーワンな存在であったかという事を再確認させられる内容に、多くの同志の皆様が涙した事でしょう。

また、つい先日ですが2017年4月29日に「LEMONed SHOP 大阪店」がオープン!これまで、梅田での期間限定SHOP等はございましたが、もはや我らの聖地とも言える原宿店に続き、常設店舗としては国内で2号店という事で、大阪にも遂に「聖地」が誕生しました!そしてなんと、イシバシ楽器心斎橋店から徒歩約1分という立地で、イシバシ心斎橋でも急遽hideさんコーナーを新設する等、皆様にお楽しみいただけるような演出をご用意しております!

そしてもう1つ、楽器店スタッフがhideさんを語る上で避けて通れないものと言えば・・・予約受付開始のアナウンスが待たれるBurny MG-480Xの動向。

 

この1年、全国のhideさんファンの方々から私宛のご連絡だけでも数十件規模のお問合せをいただいており、どれ程多くの方がMG-480Xの予約受付開始のアナウンスを心待ちにしているかというのは、容易にご想像いただけるかと思います。

皆様にお伝えしております通り、残念ながらこの1年は特に公式な追加情報も無く、今まで通り「FERNANDES様からの正式なアナウンス待ち」状態です。

お話したたくさんの方々からは、「一体いつまで待てば…>_<」「もう待ちきれません…T_T」といったような、悲鳴にも似たリアルなお言葉を頂戴する場面もございます。もちろん、私としてもここだけの話・・・

 

 

 

 
「MG-480Xって、本当に出るのかな・・・?」

 

 

 

 

 

という考えに至ってしまう事もあったりするのですが・・・・

ここまで来たら、MG-480Xは「ただただ待つのみ」です。皆様、気長に待ちましょう!X JAPANのライブでは開演が1~2時間遅れるのはデフォでしたし、DAHLIAのアルバムの時だって5年も待てた私達ですので、待つのは慣れっこですし、皆様も大丈夫!・・・ですよね?(笑)

 

それでも、この19年の節目を迎えるにあたって微力ながら私に何か出来る事は無いか、私なりに”無い知恵”を絞って考えました(笑

そして今日この日を迎えるにあたり、ささやかながら「渾身の1本」をご紹介致します。その名も・・・

 

 


Ishibashi Shinjuku Kazoo presents

Burny MG-145S “hide 19th Memorial Custom” Cherry Sunburst

with Rocktron Rampage Distortion

 

予約受付が一向に開始されないMG-480Xの状況にしびれを切らせた(笑)イシバシ楽器のhide担当:カズー藤田が、数年をかけて見つけ出した資材を使用し、hideさんが愛用していたメイン機となるMG-X Cherry Sunburstを可能な限り忠実に再現した渾身の1本。


1995年、各メンバーの精力的なソロ活動が加速する中、後のメインとなるイエローハートが登場する1996年の後半までHIDEさんのメイン機として活躍した「MG-X Custom チェリーサンバースト」、通称チェリーを再現したMG-145S(MG-130S)。実際に多くの方々の目に触れるようになったのは、Rusty Nailをリリースした頃となります。

1990年からサイケペイント(通称:モンキーポッド)をメイン機として長く愛用していたHIDEさんは、ある時「フェルナデス SUSTAINER」に出会います。それまで“単なる飛び道具”くらいの認識であったサスティナーを、ソロ活動中に某ギタリストが使用しており、細かいスイッチングによってフル活用している姿に感銘を受け、自らのMGにも導入する事を決意します。また、同時期に1959年製のGibson Les Paulを弾いた際、あまりに完成されたトーンに驚愕し、オリジナルのレスポールに近いサウンドをMGで追求できないかというリクエストをもとに、サスティナーを搭載しつつもレスポールと同様のウッドマテリアルやフィニッシュ等を取り入れたMGの製作が進められました。

オリジナルのチェリーはスルーネック構造、メイプル+マホガニーボディーにVシェイプネックが採用されておりますが、当モデルではコストパフォーマンスを実現するためにボルトオンジョイントネックが採用された他、ボディー材についても、HIDEがステージで主に使用していたオリジナルのチェリーはメイプルトップ+マホガニーバックボディー構造のボディー厚42mmのタイプでしたが、当モデルは45mm厚のバスウッドボディーにグラフィックフレイム構造とした事で優れたコストパフォーマンスを実現した他、市販モデルとしてのプレイヤビリティーが考慮されてUシェイプネックが採用されています。

そんなMG-145Sにおいて、ネックやプレイアビイティーを含めたコンディションの良い中古個体をベースとし、カズー藤田拘りのセットアップを実現。


中古品個体となるため、全体的な傷や打痕、塗装欠けやハードウェア類の小サビやメッキ剥げ、クモり等はございますが、hideさんとともに幾度もの伝説的なステージをこなしてきたオリジナル機を彷彿させる、見事なエイジド感がリアルなテイストを演出しています。

 

ネックのコンディションは良好。hideさんのモデルでお馴染みの指板のこのクラウドインレイ、とってもクールです。

hideさんが愛用していたとされている弦、009~046ゲージにあわせたセッティングを実現するためにナットを交換し、溝切りの段階から009~046ゲージにフォーカスを絞ってセットアップ。hideさん自身が弦高を低めにセッティングされていたとされる部分を可能な限り再現するため、こちらのモデルも弦高はやや低めでのセッティングとしております。

 


そして、この「hide 19th Memorial Custom」において最も拘ったポイントとも言えるルックス面。オリジナルのチェリーのヘッドトップには、hideさんが購入したCDから流用したとされているParental Advisoryのラベルとともに、バーコードラベル型のセキュリティータグが貼りつけられておりますが、そうしたヴィジュアル面におけるhideさんの拘りを可能な限り再現。

特にバーコードラベル型タグは現在CDショップ等で使用されている小型化されたものであれば比較的簡単に入手できるものの、hideさんが当時ギターに貼りつけたものと同等のサイズと思われるタイプはカズー藤田が数年かけて探し出したデッドストック物を使用。

 


また、MG-145Sの現行モデルと比較すると、こちらの個体はグラフィックフレイムのパターンが変更される前のマイナーチェンジ前のスペックとなり、トップだけでなくバック側にもグラフィックパターンが採用されておりますが、この時期のグラフィックの方が自然で高級感のあるフィギュアドを連想させる事から、あえてこの時期の個体をお探しの方も多いモデルです。

 

MG-145Sシリーズにおいて、最もhideさんらしいサウンドメイクがお楽しみいただける「フルモード・サスティナー」も見逃せないポイントです。電池が続く限り伸び続けるサスティーン、そしてソロワークやX JAPANの90年代後期の曲を再現するためには欠かせないハーモニクスモード等、やはりフルモードのサスティナー無しには実現不可能と言っても過言ではないでしょう。ダイレクトスイッチによる、マシンガン奏法が出来ちゃうのもMGシリーズの醍醐味です。

さらに、なるべくhideさんに近いサウンドをお楽しみいただくため、瞬時にhideさん的なディストーションサウンドをクリエイト可能なペダル、Rocktron Rampage(中古品)をセットにしました。

 

hideさんが実際に使用していたとされるのは、モデルチェンジ前のUSA製の青い筐体となりますが、そのDNAを受け継いだシルバー筐体のRAMPAGEとサスティナー搭載のMGがあれば、憧れの「あのサウンド」を再現する事が可能。RAMPAGEはこちらのシルバー筐体に関しても生産完了となってしまっており、hideさんを愛するギタープレイヤーにとっては夢のようなコンビネーションと言えるでしょう。(Rampage、もちろん私も愛用しています♪)

 

上記がhideさんご本人が実際に使用していたオリジナル機の参考画像となります。オリジナルはもちろんスルーネックであったりグラフィックではないメイプル材・・・というスペック的な違いは否めませんが、これまでのMG-145X Cherry Sunburstの中では、他の追従を許さない圧倒的な再現度を誇る逸品です。

 

 

 

 

■Burny MG-145S “hide 19th Memorial Custom” Cherry Sunburst

<Detail>

NECK: Maple,628mm-Scale,Bolt-On
FINGER BOARD: Rosewood,24F.,350R
BODY: Basswood 38mm + Graphic Flame
PICK UP: CD-100F,VH-401
CONTROL: 1Volume,3WayToggle-SW,
Direct Mini-SW.,SustainerControls
BRIDGE: Tune O Machic & Stop Tailpiece
FEATURES: FERNANDES Sustainer
COLOR: CS

【コンディション】傷、塗装欠け等の使用感有り
【ネックコンディション】演奏性良好
【トラスロッド】余裕有り
【フレット残り】7~8割程度
【12F上の弦高】6弦側:約2.0mm 1弦側:約1.5mm

【製造年】不明
【製造国】日本
【ケース】非純正ギグバッグ
【保証】イシバシ中古1年保証

■Rocktron Rampage

<Detail>

【コンディション】傷、使用感有り、バッテリーボックスのツメ折れ
【付属品】無し、本体のみ
【保証】イシバシ中古3ヵ月保証

 

 

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【中古】 Burny / MG-145S “”hide 19th Memorial Custom”” Cherry Sunburst with Rocktron Rampage Distortion 【通販限定品】 【新宿店】

 

 

今回は1セットのみの販売となり、次回以降の製作スケジュールは完全未定です。

是非この機会をお見逃しなく!!

 

 

また、この「奇跡的なタイミング」にて、滅多にお目にかかる事の出来ない、超絶レアな1本が中古で入荷しております。HR-195(コスパモデルのHR-85も含め)は、十数年イシバシに務める私でも中古での入荷を見るのは、おそらく片手程度。しかも、その全てが「1ヵ月を待たずに完売」という状況。つまり、数年に1度、タイミングがあえば出会えるか出会えないかという、非常に貴重な中古個体です。

こちらも是非、この機会にご検討くださいませ♪

 

 

 

 

 

それでは皆様、また春に逢いましょう!!

 

 

 

 

カズー藤田による、hide関連のバックナンバーも是非ご覧ください♪

■memories-~hideが僕達に残してくれたもの~(2017.01.14)

■X JAPAN HIDEさんが空に旅立ってから18年目の春。(2016.05.02)

■【hideファン必見】カズー藤田によるhideさん関連の最新速報!(2015.05.01)

■【永久保存版!?】X JAPANのHIDEが愛したエレキギター、モッキンバードタイプのヒデモデルMGについて(2013.05.02)

 

 

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