“現代に蘇る”往年のファズペダル達!
エフェクター・フリークであれば、やはりファズ好きが多いか思いますが、いかがでしょうか?
今回は、歪みの歴史を作ってきたビンテージなファズのサウンドを現行のモデルで鳴らせるペダルたちをご紹介致します!
まずはこちら!
FREDRIC EFFECTS / HARMONIC PERCOLATOR MKII
かなり謎の多いファズペダル、“Interfax”(インターファックス)の“Harmonic Percolator”(ハーモニック・パーコレーラー)のサウンドを持つペダルです!
実際のHarmonic Percolatorは表面がスラントした、もう少し大きな筐体となっており、コントローラーはスライダー
という、かなりレトロな外観でLEDの無いモデルとなっております。
使用していたミュージシャンとしてアンダーグランドなバンド“Shellac”(シュラック)のギター/ボーカルである“スティーヴ・アルビニ”の名前が出てきます。
スティーブ・アルビニといえば、“NIRVANA”(ニルヴァーナ)の3rdアルバム“IN UTERO”(イン ユーテロ)、や
ちょっと前のiPhoneのCMでも使われていた“Gigantic”(ジャガンティック)を収録した“Pixies”(ピクシーズ)の1st
アルバム“SUFER ROSA”(サーファー・ローザ)のエンジニアとしても有名ですね。
そんな、アンダーグランドな音楽が好きな方にお勧めです!
つづきまして、
BOSS / FZ-5
エフェクター界の長といっても過言ではない、BOSSが製作するファズペダル、FZ-5!
こちらは3種類のビンテージ・ファズが楽しめるエフェクターとなっており、GIBSONの電子楽器ブランド“Maestro”(マエストロ)が作った世界初のファズペダルとなる“FUZZ TONE(ファズ・トーン)FZ-1”から、“JIM HENDRIX”(ジミ・ヘンドリックス)の使用で有名な“DALLAS ARBITER”(ダラス・アービター)の“FUZZ FACE”(ファズ・フェイス)と“ROGER MAYER”(ロジャー・メイヤー) の“OCTAVIA”が楽しめます!
一瞬、故障かな?と思うほどサスティーンの無いMODE、M(Maestro)はまさに原始的なファズとなっております!
そして、気になっていたファズ・フリークも多かった
EarthQuaker Devices / PARK FUZZ
アンプメーカーとして今でも多くのミュージシャンに愛されている、“Marshall”(マーシャル)がその昔、販売の範囲を拡大するため自社以外でのMarshall製品を生産しようとしたが、残念ながらMarshallの社名が使えず、“PARK”(パーク)というブランド名として、ほぼ同じ仕様のアンプを生産をしていました。
そのPARKから発売されたのが“PARK FUZZ SOUND”(パーク・ファズ・サウンド)となります。
このPARK FUZZ SOUNDは、同イギリスのペダルメーカーである“SOLA SOUND”(ソーラー・サウンド)が製作した“TONE BENDER MK3”(トーン・ベンダー)の回路を持ったファズペダルで、このTONE BENDERといえば先程出てきました、世界初のファズペダルであるMaestro FUZZ TONEにもっとサスティーンをつけて欲しいという要望を元に改良され作られたファズペダルとなっており、ビートルズ、ジェフ・ベック、エリック・クラプトン等の60~70年代のUKサウンドを作っていたペダルなのです。
そして、PARKだけでなく、あのVOXからも“V829 TONE BENDER”というモデルが発売されており、このファズが多くのミュージシャンに愛されているのが伝わってきます!
このように素晴らしいビンテージ・サウンドを持ったファズペダル達がそれぞれのエフェクター・ブランドのビルダー達の熱心な研究により、現代の私達が気軽に手に入れられるようになっています!
是非、足元にこれらのファズペダルを置いてみてはいかがでしょうか!!