Gibson USA 2015年モデルが早くも入荷!!
2014年もあと2ヵ月ちょっと・・・徐々に秋が深まり、きっとあっという間に寒い冬が来て・・・
いや、まだまだ今年にやり残したことも盛りだくさん!こんなことでは新年を気持ちよく迎えられる訳がないぞ!むむむ~!
なんて思っていましたら、ギブソンUSA 2015年モデルが早くも入荷してまいりました!!! 😆
そこで今回、早速Les Paul Standard 2015モデルを2014モデルと比較してみました!
ここ数年、ギブソン社は毎年のように世界中のギターファンを驚かせるモデルを発表してきましたが、
今回のモデルチェンジで気になる最大のポイントは、何と言っても広くなったナット幅でしょう!!
2014年モデルまでのナット幅は1.695インチ(43.053mm)と、多くの方がイメージするギブソンギターのナット幅ですが、
2015年モデルのナット幅は1.795インチ(45.593mm)と、なんと0.1インチ(2.54mm)も広くなったんです!!
誤解を恐れずに言うならば、今まのでギブソンギターの感覚で手にすると、全くの別モノです。
アコースティックギターのGibson J-45 Standardのナット幅が1.725インチ(43.815mm)となっていますので
それ以上に広くなったわけです。
さて、数値だけをお伝えすると、想像を絶するほどの差に思えてきますが、実際に弾いた感じが一番気になるところですよね。
ここからは私(ナカザワ)の主観的な感想になりますが、先にもお伝えした通り、今までのギブソンとは全くの別モノではあるものの、
慣れてくれば十分弾き易い感覚が得られそうです。
指板を上からよく見てみると、1弦、6弦共にナット溝が指板の端から少し内側にセットされたことで、弦落ちの心配はほぼ無く、
弦間ピッチの差は最小限に抑えられ、また、ボディ側サドル上での弦間ピッチに変りが無い為、全体の幅の違いほどに、違和感は感じません。
ただ、やはり指板自体が広いので、親指を上から握り込んで弾いているような方には相当慣れが必要かもしれません。
逆に、親指を指板裏に置いて弾くフィンガリング重視の方は弾き易くなったと感じるでしょう。
また、フレットの処理を仕上げるプレックマシーンの精度が上がり、フレット全体の高さが今までより27%低くなったことにより、
スライド奏法をする時などはフレットにひっかかる心配が無く、余計な力を使わずにスムーズなフレット移動を可能としてくれます。
全体的に、握り込むパワープレイというよりは、フィンガリング重視なスタイルにハマりそうな仕上がりです。
あと、カントリースタイルのフィンガーピッキングには適度な指板幅を必要としますので、そんな時2015モデルがあると
とても弾き易く、重宝しそうですね。 😉
さて、どうも気になる2015モデル。これから徐々に入荷して参りますのでお楽しみに!
いやいや、指板幅は変えたくないぞ!という方は2014モデルまでの既存モデルをお早めにご検討下さいませ!
(NAKAZAWA)