ColeClark通信その29:【動画有り】FatLadyシェイプとAngelシェイプの音を比較してみました
いつもギタークエストをご覧頂きましてありがとうございます、コールクラーク通信担当の御茶ノ水ファイネストギターズ所属:濱田と申します!
お店の前を含め、御茶ノ水の楽器街メインストリートの道路の工事舗装が終わりました。
元々キレイな道路だったのになんで工事してるのかと思ったら、太陽光を吸収しにくくして熱が籠りにくくする為だったようです。
今年の夏はとてつもなく暑いですからね。よかったよかった。
というわけで工事とは全く関係ないですが今日のコールクラーク通信では四角いボディ「FatLady」シェイプと丸いボディ「Angel」シェイプをピックアップしたいと思います。
つまり、ボディシェイプによる生鳴りの違いを比較してみたいと思います!!
FatLadyとAngelの響きを比較しよう
今回使用するギターはトップ材:スプルース、サイド&バック材:インディアン・ローズウッドのオール単板スペックのボディシェイプ違いを各1本ずつ「FatLady:CCFL2-SR」と「Angel:CCAN2-SR」の2本をご用意!
両方ともピックアップは非搭載の生アコースティックタイプのギターです。
↓FatLady(FL)シェイプ:CCFL2-SR
↓Angel(AN)シェイプ:CCAN2-SR
ギターの木材としては大変王道な材ですね。
スプルースはギター材の中でも代表的なもので輪郭がはっきりとしておりプレーンなトーンキャラクターを持っております。
またローズウッドも代表的な木材の1つであり、こちらも輪郭がはっきりとしており比較的硬質。高域から低域まで広いレンジをもっておりサスティンも長くギターでは重宝される木材です。
弦はエリクサー製フォスファーブロンズのライトゲージにて合わせており、弦高等の調整も出来るだけ合わせております。
使用ピックもオニギリ型のMedium Thin程度のものに致しました。
さて一般的にFLシェイプのようなドレッドノートシェイプはボディ内の反響面積が広いので音量と深みのある低音域が鳴る傾向にあり、
グランド・オーディトリアム系はマーティンでいわば「OOO(トリプル・オゥ)系」でレスポンスに優れておりバランスよく鳴ると言われますが・・・
コールクラークではどのような違いになるでしょうか。
動画で見てみましょう。
分かりづらかったらゴメンナサイ・・・けれど明らかにサウンドは異なりますね!
弾いていてもやはり低音域はFLシェイプの方が断然出てきます。
特にコールクラークのギターはガランガランとして乾いたサウンド傾向にあるので、モコモコではないスッキリとした低音域の印象が強いです。
そしてANシェイプは低音域より中音域付近が目立つ粘りのあるトーンといったところでしょうか。
面白いのはボディシェイプはFLより小さいのに鳴っている帯域のせいか、耳に入ってくる音量は意外とFLよりも大きく感じます。
うんうん、そして確かに弾き比べるとポンっと反応が早いのはAngelシェイプですね。
でも、コードで弾く際は個人的に気持ちが良いのはFatLadyシェイプですね。
・・・どちらも良くて迷ってしまいますねぇ。
どうでしょう、みなさんはどちらの音が好みでしたか?
演奏したい楽曲や鳴らしたいトーンは時々に応じて異なるので、どちらが良いとか悪いというものではございません。
自身が弾いていて気持ちよくプレイできる、しっくりとくるシェイプにてお選び頂ければ間違いナシ!
ご自身がどちらのシェイプが好きなのか、お近くのコールクラーク取扱いのイシバシ楽器にてお確かめくださいませ~!