Alien Rockbass Standard by Warwick
1982年の設立以来、ストリーマーやサムベースなどの流麗なボディデザインが印象的なワーウィックから、
エレクトリックアコースティックベースの新作・エイリアンロックベースがリリースされました。
このエイリアンロックベースシリーズとしては、4弦と5弦のモデルそれぞれにフレッテッド、
フレットラインありのフレットレス、フレットラインなしの純フレットレスの全6モデルがリリースされていますが、
今回はスタンダードグレードのフレットレス4弦をご紹介。
同社のスターベースSCのシェイプをそのまま膨らませたような大柄なボディは、
スプルーストップにアガチスのサイド/バックという組み合わせ。
生鳴りが大きく、ボディ上部に設けられたサウンドホールの効果もあって、生音によるモニタリングがしやすいです。
32インチのミディアムスケールのネックは24フレットまであり、15フレット付近でのセットネックジョイント。
深めのカッタウェイのおかげで17フレット辺りのハイポジションでも楽にプレイできます。
フレットレス版の指板にはタイガーストライプエボニー(フレッテッド版はローズウッド)が使用され、高級感のある仕上がり。
ワーウィックの特長のひとつであるアジャスタブルナット・Just-a-Nut IIIも、もちろん搭載されています。
一般的なエレクトリックベースよりも更にクリアで濁りの少ない響きが求められるアコースティックベースにおいて、
ナットの高さ調整が自由にできるというのは大きなアドバンテージでしょう。
独特な形状のブリッジ下には名門FISHMANのピエゾピックアップ・Sonicoreが仕込まれていて、
サウンドホール上部に配置されたSonitoneプリアンプでボリュームとトーンのコントロールが可能。
このプリアンプはトーンの効きが良く、アコースティックベースらしいウォームで柔らかいトーンから、
トレブルを強調したアタッキーなトーンまで、幅広いサウンドが作れます。
価格もお手頃でアコースティックベースの入門用としても、フレットレスベースの入門用としても、これ以上ないと思われるAlien Rockbass。
あなたのベースコレクションにおひとつ、加えてみてはいかがでしょうか。