Paul Reed Smith Private Stock Gallery 『Guitar of the Month』

いつも石橋楽器店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
新宿店4Fハイエンドフロア担当:久保です。

本日は新宿店に入荷した、Paul Reed Smith、極上のPrivate Stockをご紹介させて頂きます。
1990年代、Private Stockが発足する前、1年と少しだけ生産され、すぐに姿を消した幻のGuitar of the Monthが、2016年1月遂に復活。そしてそのGuitar of the Monthが新宿店に入荷致しました。早速ではございますが、ご紹介してまいります。

GOTM

現在の工場であるメリーランド州ボルチモア郊外に居を構えた1995年のこと。ポール・リード・スミスは創業当時のアグレッシブな感性を思い起こすように、月に一本、レギュラー・モデルとは異なるギターを制作し始めました。それらはGuitar of the Monthと呼ばれ、現在のPrivate Stockの前身とも言えるモデルです。

以前製作されていたGuitar of the Monthは、現在Knaggs Guitarsを立ち上げたJoe Knaggsを中心とした熟練の職人達が、実験的要素や様々なアイディアを取り入れ、ボディの削り出しからネックのハンド・カーヴィング等ハンドメイドによるギター製作の原点に立ち帰るものでした。1995年1月11日から96年の3月3日までに、様々な希少モデルを合計12本生産し、1年と少しで終了致しました。その後、Joe Knaggsを総責任者に据え、1996年にPrivate Stockが発足します。

そして20年の時を経て2016年1月、『原点を立ち返る』というコンセプトの元、Paul Reed Smithを中心として、Guitar of the Monthが待望の復活を遂げました。
今回のGuitar of the Monthもプライベートストック・チームが総力をあげ、ユニークな新しいモデルや既存のモデルのブラッシュアップ等様々なモデルを作成し、現在6月分までのモデルを発表しております。

現在新宿店で在庫しているのは、
1月度生産分、Hollowbody Bass 4
2月度生産分、McCarty 594
3月度生産分、Maple Top Singlecut Archtop
4月度生産分、DGT Birds of a Feather Semi-Hollow
の4モデルです。

順にご紹介してまいりましょう。

PS#5911 Guitar of the Month -January- Hollowbody Bass 4

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30.25インチスケールを採用したHollowbody Bass 4。わずか6本の生産です。国内入荷数はわずか1本、イシバシ楽器新宿店のみの入荷です。

Swamp Ashバックに、Quilted Mapleトップ、フィギュアドが美しいCurly Mapleネックに、Ebony指板を採用しております。

短いながらもそれを感じさせないテンション感と非常に高いプレイヤビリティを持っており、甘いサウンドが特徴です。普段34inchスケールで慣れている方でも違和感無く弾け、その演奏性の高さに虜になることでしょう。1ピックアップ仕様ですが、トーンノブのプルによりコイルタップが可能となっております。

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PS#5930 Guitar of the Month -February- McCarty 594

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John Mayerの使用で新製品ながら既に人気が爆発しているモデル、24.594インチスケールを採用したMcCarty 594。

26本生産です。こちらは国内入荷数は4本。そのうち新宿店は3本入荷し、最後の1本です。レスポールを髣髴とさせるコントロール類のレイアウトやパーツ類、そしてポール・リード・スミス氏が所有する50年代のレスポールを採寸して生み出した24.594インチスケールが最大の特徴です。現在McCarty594は10トップモデル、Artist Packageのモデルも登場しておりますが、ブリッジの素材もこちらはアルミブロンズを採用していたり等、木材のグレード以外にも差をつけております。ピックアップには58/15の巻き数をやや抑えた58/15LTを搭載。歪み量は多くはございませんが、PRSピックアップの中では非常に太いサウンドが特徴です。

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PS#5927 Guitar of the Month -March- Singlecut Archtop

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こちらもわずか6本の生産、指板上のVineインレイが美しいジャズギター、Singlecut Archtop。国内入荷数はこちらもわずか1本。当店のみの入荷です。

ボディバック、ボディトップには端正なCurly Mapleを、ボディサイドにはMahogany、ネック材はCurly Mapleで指板はEbonyを採用しております。前述したMcCarty594と同じくブリッジにはアルミブロンズのものを採用し、テールピースはEbonyで製作されております。ピックアップも同じく58/15LTを採用。ジャズギターらしい、太く甘いサウンドが特徴で、極上のクリーンサウンドを奏でます。

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PS#5920 Guitar of the Month -April- DGT Birds of a Feather Semi-Hollow

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非常に目を惹くBirds of a Featherインレイと、Ziricote、Curly Mapleのコンビネーションが抜群のDGT Semi-Hollow。20本限定生産で、国内入荷数は2本のみです。ブリッジには新しいGenIII Tremoloに、サンタナと同じロッキングサドル(※1)を採用しております。

ボディトップにはZiricote、Curly Mapleのバインディングに、ボディバックにはAfrican Ribbon Mahoganyを、ネック材にはMahoganyを採用し、注目すべきは指板です。Ziricote、Curly Mapleっを巧みに使い、Birds of Featherという、集団の鳥が羽ばたいているインレイを描いております。指板から続くそのインレイはこのDGTモデルのみの採用で、非常に美しく見ているだけでも満足してしまいそうな素晴らしい出来栄えです。

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※1。Calros Santanaのメインギター、“Salmon”並びに“Son of Salmon”に採用されたブラス製のロックタイプのブリッジサドル。イモネジを締めこむ事で弦を固定するブリッジサドルを採用する事により、激しいアーミングを多用するサンタナの演奏に安定感を与えている。

アーミング時のタッチやニュアンスにも違いがあり、例えばコードプレイにアーミングを絡める際、従来のTトレモロを使用した場合の柔らかく各音が揺 れて溶け合う様な印象に対し、ロックサドルを搭載したこちらのモデルでは、より明瞭にコード構成音が固まりで揺らぐ様なニュアンスが生まれます。

また、5月以降のモデルも国内入荷はまだですが、Paul Reed Smithのホームページにて公開されております。少し見ていきましょう。

Guitar of the Month -May- 509 Imperial Purple Smoked Burst

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25.25inchスケールを採用した新モデル、509。10本限定生産です。

513のようなルックスに、408やPaul’s Guitarでお馴染みのコイルタップ用の2つのミニスイッチを搭載。5ウェイのピックアップセレクターと2つのミニスイッチを使い、9通りのサウンドメイクが可能な為、このようなネーミングとなっております。Curly Mapleネックに、指板にはKing Woodを採用。こちらもブリッジには新しいGenIII Tremoloに、サンタナと同じロッキングサドルを採用しております。

Guitar of the Month -June- Paul’s Guitar Persimmon with Cherry Smoked Burst

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ストラディバリウス風のインレイを指板、ヘッドに持ったPaul’s Guitar。10本限定生産です。

Paul’s Guitarのトレードマークでもある、Brushstroke Birdsインレイもやや小さめの物を採用。指板はAfrican Black Wood、ネックにはPeruvian Mahoganyを採用。こちらもブリッジには新しいGenIII Tremoloに、サンタナと同じロッキングサドルを採用しております。

いかがでしたでしょうか。

本日はPrivate Stockで蘇ったGuitar of the Monthのご紹介でした。現在国内に入ってきているGuitar of the Monthを全種類そろえているのは、石橋楽器店 新宿店のみでございます。いずれも高価な物ではございますが、それ以上の価値がある、素晴らしいギターです。

是非新宿店店頭にてお試し下さいませ。

最後までご覧になっていただきまして、誠に有難うございました。次回の更新もお楽しみに!

今回ご紹介したPaul Reed Smith Guitar of the Monthの商品ページはコチラから

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