Washburn Nuno Models Diary Vol.21 RAT
イシバシ楽器渋谷店Washburn担当 由利がお届けするNuno Models Diary。
2020年がスタートし、既に1ヶ月程経ってしまいましたが皆様明けましておめでとうございます。
本年もゆっくりではございますが、ネタが完全に枯渇しない限りは頑張らせていただきたく思っております。
そんな2020年1発目ですがいきなり違った角度から攻めていこうと思っております。
最後までお付き合いいただけますよう宜しくお願い致します。
今回のアイテムはコチラ
RAT:1985 WHITE FACEです。
本物ではありません、リイシューモデルです。
リイシューとは言えあまり市場にも出回らない為、今回運良く発見いたしました。
ヌーノ・ベッテンコートと言えば勿論N4です。
そしてそれと同じくらいヌーノと言えばラットかと思います。
昔からある歪みエフェクターで世界中に愛好者がいるこのラットの何故今回ホワイトフェイスなのか?
そこにはやはりヌーノ自身の強い拘りがあるのでしょう。
事実GENERATION AXEではこのホワイトフェイスのラットがアンプの上にセッティングされていました。
ヌーノはこのホワイトフェイス期の固体を複数台所有しているとの噂もあり、
過去の機材写真等を調べてみると、その他にもブラックフェイス期の個体もシステムの中に組み込まれていました。製造時期がどちらも近い為、その頃のラットのサウンドが好みなのかもしれません。
このラットというエフェクター、時期によってボックスの形状や生産国も違います。
ヴィンテージのラットが数万円するのもあり、様々なタイプがあるように感じています。
今回の個体はオペアンプにNational Semiconductor製のLM308Nが搭載されており、
その他にMotorola製のLM308Nが搭載されている個体もあります。
ヌーノモデルでは決してない為、RATに関して更に深く掘り下げはしませんが、
ヌーノサウンドを構築する上で重要なアイテムと言えるので今回は簡単ではございますがご紹介致しました。
皆様も好みのRATを捜してみてはいかがでしょう。
それでは次回のWashburn Nuno Models Diaryをお楽しみに。
良いギターライフ、良いヌーノライフを。