Washburnの魅力【N4シリーズ】
EXTREMEのギタリストとしてデビューし、その超絶テクニックと正確なリズム感で瞬く間に世界的なギタリストへとなったヌーノ・ベッテンコート。
彼の愛用ギターとして一躍名をはせたWashburn/N4シリーズですが、ひとくちに「N4」と言っても様々なモデルが存在します。
N4 各モデルの 違い はどのようになっているのか?
今回はワッシュバーンの「N4」シリーズにスポットを当てて、それぞれのモデルの魅力をご紹介します!
「N4」の特徴
①Buzz Feitenチューニングシステム
エディ・ヴァンヘイレンやスティーブ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニなどの技巧派ギタリストが大絶賛した「Buzz Feiten TUNING SYSTEM」。
このバズフェイトン・チューニングシステムは、従来の不均一なイントネーションを補正し、通常のギターでは表現できないような美しい倍音効果をもたらします。
このチューニングシステムを搭載可能なのはワッシュバーンを含め限られたブランドだけ!
②ステファン・エクステンデッド・カッタウェイ(stephan’s extended cutaway)
ハイポジションの弾きやすさを追求した画期的なネックジョイント。
このステファンズ・エクステンデッド・カッタウェイはジョイント部分を大きく取り、通常はプレイ時に邪魔となる部分を大胆にカットしています。
通常の4点止めのボルトオン・ジョイントではどうしてもハイフレット部で演奏する際 ジョイントが演奏の妨げになってしまうのを嫌ったステファン・デイビースが開発したジョイント方法で カッタウェイ部分から5本のボルトでネックとボディーを接合する事により ハイフレット部分での演奏ストレスを可能な限り減らす事をコンセプトに開発されました。
ギターを低い位置で構え、かつギミック無しで低い位置のままギターソロを弾くヌーノにとって ステファン・ジョイントは無くてはならない重要な物になっています。
実際にヌーノの演奏を見た事がある方はヌーノが低い位置にギターを構えたまま ハイフレット部で超絶ソロを弾く姿を不思議に思った事があるかもしれませんがその秘密はまさにこのジョイントにあります。
レギュラーモデルには2013年後半からの新機能として ボディ裏面にある小さな穴から六角レンチで回すことによりアームアップをロックする事が可能となっております。 この機能によりフロイドローズのチューニングに費やす時間を短縮出来るだけでなく、 軽いダウンチューニングであればフロイドローズのスプリングの調整しなくても簡単にチューニングダウンが可能になりました。
③フロントPU:セイモア・ダンカン製[’59]
④リアPU:ビル・ローレンス製[L-500]
ポールピースがバータイプになっています。特徴としてはバータイプによるデッドポイントがない事と、とにかく粘りのあるエッジの効いたサウンド!
今からご紹介する「N4」シリーズには、全て上記の仕様が搭載されています。
「N4 Vintage」
◆パドゥークを使用
「N4 EPNM」
◆アッシュボディ
「N4 ESANM」
◆本物に肉薄
「N4 AUTHENTIC」
◆新たなメインギター
「4N」
◆「N4 Vintage」
これぞThe ヌーノギター!
控えめな汚し具合とヌーノ仕様がファンにはたまらない逸品!!
N4ステッカーが貼られ使い古されたようなクールな出で立ちのこれぞThe ヌーノギター!「N4 VINTAGE」
デビュー以来、ヌーノ自身が全ての時代で使い続けているN4。
長年の使用によって本体に刻まれたキズや汚れ、更にはヌーノのギターにとってなくてはならない「N4」のステッカー等 一目でヌーノモデルだと分かるルックスに作られているのがN4 Vintageです!
通常のストラトタイプのギターよりも小振りのボディーは日本人の体格にもしっかりフィット。 コントロールレイアウトも1ヴォリュームのみと極限までシンプルになっており 弾き手の感性次第で様々な音色をダイレクトにアウトプットしてくれます!
あとにご紹介する「N4 AUTHENTIC」の開発により吸い上げたノウハウを生かし、アップデートした新しいN4 Vintage。
これからしっかりと弾き込み”自分だけのN4 Vintage”に育ててみてはいかがでしょうか!!!!
◆N4 EPNM
パドゥーク材を使用した希少なトーン
EXTREMEの3rdアルバム以降のイメージの希少且つ独特なトーンを持つ「N4 EPNM」
本来は高級家具の材料やベースのボディー材として使用されるパドゥクを大胆にもネック・ボディーに使用。 N4シリーズの中でも1,2を争う大人気機種!!
ボディ材にパドゥーク、ネック指板にシンプルなドットインレイを採用し、ウッドバインディングを施し、22フレット仕様になっております。
アルダーやアッシュ材のN4にくらべ重さがあり、鮮やかな赤褐色と耐朽性があります。
真っ赤なカラーは着色されたものではなく、パドゥク元来の色であり使い続ける事によって酸化し、より味わいのある色へと変わっていきます。
実際にヌーノが使用していたギターは使用していく内に濃い色合いに変色していった事から本人、ファンの間では「N4 Dark」の愛称で呼ばれており 20年近く経った現在でも特別な存在となっています。
サウンド面での特徴としては堅く、芯のある音で歪ませた時にもしっかりとした音像でアウトプットしてくれます。 EXTREMEの代表曲「war heads」や「cupid’s dead」などで聴く事の出来る他のギターでは再現出来ないサウンドもこのモデルならではです。
1ボリューム、トグルスイッチとシンプルで非常に扱いやすい仕様となっております。
ネック・ポジションにSeymour Duncan ’59モデルが搭載。’59は非常に扱いやすく、ウォームでクリアなトーンとスムースなサステインが特徴です。
リア・ポジションにはヌーノのギターサウンドの要とも言えるBill Lawrence L-500を搭載。ただ出力の高いピックアップではなく、エフェクターのノリがよく、クリアでバランスがいいサウンドを奏でます。
レギュラーモデルではあるものの、他のN4に比べて年間の生産本数も少ない為 一度品切れしてしまうと次回入荷予定が未定となる事も多々ございます。
ヌーノファンだけでなく、そのサウンドに魅了され探されている方も多いこのモデル。 大人気の希少モデルとなっております。
◆N4 ESANM
珍しいスワンプアッシュボディ
Swamp Ash Natural Matte
ヌーノモデルでありながらも本人が使用していた時期が少ない為、あまり印象のない方も多いモデルですが、国内ではPlastic Treeのナカヤマアキラ氏がメインで使用していた時期もあり隠れた人気機種となっています。
ESANMの最大の特徴はその軽量なボディーと音抜けの良さにあります。
アッシュならではの軽快なトレブルサウンドはカッティングに非常に向いており、アルダーよりも高音がしっかりと出る為、突き抜けるようなハイトーンサウンドになっています。
アッシュボディーのN4はかなり軽量なアッシュ材を使用されている事が多いのですが、少し重いくらいの個体ではアッシュならではの張りのあるローが出てくれる物もありドンシャリサウンドを奏でてくれる個体もあり様々な特徴を見せてくれます。
ヌーノファン、Plastic Treeファンは勿論ですが、アーティストのイメージが最も薄いモデルだけに普通のギターとしても使いやすいモデルです!
◆N4 AUTHENTIC
ヌーノ所有のN4に肉薄するまさに「オーセンティック(本物)」
ペグ配列やネジ穴跡、ジャック部の大胆な加工等、ヌーノ所有のN4に肉薄する出来の「N4 AUTHENTIC」
N4XX、N4 Walnut、N4 Korinaに採用されたプロファイルネックはもちろん、Nuno本人所有のN4に可能な限り雰囲気を近づけるべくステッカーの剥がれ具合や、一部がゴトー製に交換されたマシンヘッド、D-TUNA搭載など、ファンが待ち望む究極のスペックを実現することに成功しました。
1ボリューム、トグルスイッチとシンプルで非常に扱いやすい仕様となっております。
イシバシ楽器が正規代理店を務める中で、当社からの要望でより忠実にNunoの所有するオリジナルのN4に近づけるべく開発された”N4 AUTHENTIC”です。
◆4N
NAMMで話題となったN4ならぬ「4N」
N4引退後の新たなメインギター
ヌーノが長年愛用してきたオリジナルのN4を長いツアー生活から引退をさせた後、不動のメインギターとして新たに使い始めた4N。
ヌーノが現在使用している実機よりボディー、ネック形状を新たにプロファイリング。
それまでのN4とはボディーの形状が異なり、N4が発売された当初(所謂オリジナルデイビーズ)とほぼ同じ形状となっています。
その為USA製N4の特徴でもあるバックパネルの落とし込み様の溝はなく、日本製N4に似た外観となっており、その他にもコンター加工の形状が通常のN4と大きく異なっています。
ロックナットには従来のFloydrose製ではなくKahler製ロックナットを採用。
ネックのステファン・エクステンデッド・カッタウェイの部分も勿論デイビーズ仕様となっています。
リアピックアップをボディーバックからダイレクト・マウントで固定しているのがヌーノスタイルですが、4Nはエスカッションマウントとなっており、この部分もヌーノの実機と同じ仕様となっております。
抜けの良いアルダーらしい癖の無いサウンドの1本となっています。
ボディー、ネック、各パーツに施されたダメージ加工も初回生産の固体よりも激しくなっており、より使い込まれたかのようなルックスとなっています。
以上、Washburn/N4シリーズをご紹介しました!!
ご購入、お問い合わせは商品ページ又はお近くのイシバシ楽器店まで!!
※ヌーノがノコギリを使いまくった(たぶん)エピソードなど、N4ができるまでのお話はコチラ>>【Washburn通信】
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