Gibson ケブ・モ シグネイチャーモデル第3弾!
Keb Mo 3.0 12-Fret J-45 Vintage Sunburst
イシバシ楽器店の納富です。
Gibsonアコースティックから随分久しぶりにKeb Moのシグネチャーモデルが発表になりました!
Keb Moのシグネチャーモデルといえばスモールボディ(2010年発売のBluesmaster、2016年発売のRoyale、共にBody StyleはL-00です)が有名ですが、今回はなんとJ-45です!
■Gibson / Keb Mo 3.0 12-Fret J-45 Vintage Sunburst
しかも・・・画像をご覧いただけたら分かりますが、過去の2モデルと同様「12フレットジョイント」なんです!(トータルフレット数は19)
この12フレットジョイントのサウンドは実に奥が深いんです!
※その昔ギブソンが12フレットジョイントから14フレットジョイントに移行したとき、ボディをいじらずにNeckをヘッド側にずらすようなイメージで作られました。
また、実に興味深いのがサウンドホールの位置です。
Keb Mo J-45は12フレットジョイントによりボディTopと指板の接合面積が自ずと広くなり(長くなり)、ボディのくびれ中央にサウンドホールの中央がくるような位置になっています。
通常のJ-45 STDなどではボディのくびれ中央より上側にサウンドホールの中央がくる位置になっています。
ブリッジは「ダウンベリー」ですね~♪
J-45はレクタンギュラーから1949年頃アッパーベリーになり、1968~69年頃からダウンベリーになり、現行モデルは基本アッパーベリーです。
Keb MoはBluesmaster・Royaleのときもダウンベリーを採用しているので、ダウンベリーが好きなんでしょうか~♪
ボディはオール単板で、シトカ・スプルースTop、マホガニーSide/Backとギブソン定番のコンビネーションですが、Topは「サーマリーエイジド加工」が施されています。
このサーマリーエイジドとは・・・
木材の経年変化時の特徴、木部内部の油分が抜ける状態、材自体が高質化する状態を再現しています。
これはモンタナディヴィジョンとミネソタの大学との共同研究を経て、50年間程度経過したウッドのコンディションを再現しています。
摂氏160度の特別な窯のなかで、低酸素で圧力を加えながら含水率をコントロールしながらウッドを乾燥させていき、材の細胞レベルの成分も変化させるというプロセスです。
もともとは家具業界やホーム業界で木材の強度向上のため、形状の経年変化を起きにくくするため導入されていた技術ですが、これをギターのトップ材のサウンド向上のために転用したものです。
主にシトカ・スプルースやアディロンダック・レッドスプルースのTop材で採用されることがほとんどです。
また、今回のKeb Mo 3.0 J-45では、ボディエンド部のボディ厚を通常のJ-45に比べて薄く仕上げられています。
近年のモデルではStudioシリーズなどでもボディ厚が薄く仕上げられていますね~♪
Neckはマホガニーで、ローズウッド指板を貼り、バインディングも施されています。
通常のJ-45はスケールが24.75″いわゆるギブソンスケールなのに対し、Keb Moは25″スケールになっています。
25.5″のロングスケールまではいかない、他ブランドで言うPRSスケールと一緒ですね!
またナット幅が45.847mmと、J-45 STDの43.815mmよりも約2mmも幅広になっています!
Neckプロファイルは、Keb’ Mo’カスタムで、ソフトVのような形状です。
ヘッドには通常のJ-45にはないクラウンインレイを纏い、ペグはバタービーンつまみのオープンバックです。
L.R.BaggsのVTCピックアップも搭載されており、ライブ・レコーディングでも重宝するでしょう!
いかがでしたでしょうか~♪
イシバシ楽器では先行で渋谷店と池袋店に入荷しています。(時間差で売り切れの場合はご容赦ください)
是非チェックしてみてください!
■Gibson / Keb Mo 3.0 12-Fret J-45 Vintage Sunburst