Roland / BOSS の新製品発表会
暑い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか!
イシバシ楽器WEBSHOPエフェクター担当です。
本日は Roland / BOSS の新製品発表会へ行ってきました。
今回はSUMMER NAMM 2014で発表された新製品を中心にご紹介頂きました。
1時間半にも及ぶデモンストレーションが行われ、
BOSS製品のデモンストレーションではお馴染の 中野豊氏と製品開発者の対談形式で行われました。
数ある新製品の中でも注目の製品は 「 技 Waza Craft」の3機種!!
スタンダードとカスタムの2種類のキャラクターを切り替えできるモード・スイッチを搭載したというのが、今回の「 技 Waza Craft」の特徴です。
オぺアンプを使わず完全ディスクリート構成の回路を搭載したフルアナログ方式を採用する事による為か、3機種とも以前のモデルと比べてかなりのローノイズ化が出来ている印象です。
BOSSコンパクトエフェクターのベストセラーモデルBD-2の技 Waza Craftシリーズです。
スタンダードモードではオリジナルのキレ、アタック感、ピッキングニュアンスのレスポンスを忠実に再現しながら、ローノイズ。
カスタムモードは単純に音を太くしただけでは無くキレ、アタック感をしっかり残した上でロー、ミッドの音域を押し上げています。単音で引いた時でもコシがあり、存在感のあるサウンドです。
BOSSコンパクトエフェクターSD-1の技 Waza Craftシリーズ。
技 Waza Craftでは高音域低音域のレンジが拡げられている為か、中音域の脹らみが少し押さえられている印象。
カスタムモードはBD-2W同様、ロー、ミッドをグッと強調し、存在感のあるサウンドでGAINの幅もスタンダードモードに比べ大きくなっているとの事。
SD-1は単体で歪ませて使用するのももちろんですが、ブースターとしても定評のある機種。
以前の機種でブーストさせた際は歪みを増しミッドを底上げしていますが、最近のアンプでは内部のフィルタリング等で低音がカットされてしまう物があり、低音が物足りない事があります。
今回のSD-1Wでは、ロー、ミッドもしっかりと底上げされてブーストされます。
よりモダンな仕様に適したサウンドになっています。
BOSSコンパクトエフェクターのアナログディレイDM-2W!!
アナログディレイで重要なパーツであるBBD(遅延素子)の供給が難しくなり、惜しくも廃番となっていたDM-2ですが、BOSSエフェクターで使用できるクオリティーのBBDの安定供給が見込めるようになり晴れてDMシリーズが復活。
スタンダードモードではオリジナルDM-2の暖かみのあるサウンドを再現。
カスタムモードではディレイ音がクリアでハイファイなサウンドに。
BBD(遅延素子)を3つ使用する事によりディレイタイムの最大値が長くなり、より音質も向上しています。
今回の「 技 Waza Craft」シリーズは革新的な新機能を追加するのではなく、「良い音を創る」事に重きをおいて単純に使える「音」を目指したシリーズです。
発売日の詳細はまだ決定しておりませんが、初回入荷分は9月末頃の入荷の見込みです。