Line 6 Day -Professional Audio- 2015
東京・恵比寿で開催された Line 6 Day -Professional Audio- 2015。
LINE6のPA機器の技術・商品セミナーの様子をレポートします!
LINE6を共同設立したマーカス・ライル氏とミシェル・ドゥワディーク氏は、
1980年、あのシンセサイザーメーカー「Oberheim(オーバーハイム)社」で出会ったそうです。
ここで世界初のワークステーションを開発した後、
1985年、ふたりはオーバーハイムを離れ「Fast Forward Designs」という会社を設立。
DYNACORDやデジタルライティングシステム、digidesignのサウンドカードなど
様々な技術開発のサポートを行いました。
中でも、「ADAT」を開発したALESIS社との協業は、レコーディング業界に革新をもたらすものでした。
それから約10年。
時代の流れとともに、技術開発がDSPへと進化し、「ミュージシャン(特にギタリスト)へ向けたのソリューション」を
提案すべく、1996年に設立されたのが、『LINE6』です。
世界初のデジタルモデリングアンプ「AxSys212」をはじめ、POD、ワイヤレスのRelayシリーズなど、
これまで革新的な製品を次々とリリースしてきました。
ギターアンプは150万台以上、PODファミリーは、100万台以上のを出荷してきたとのこと。
そんなLINE6が、PA機器を扱うにあたり、気付いたことは、扱う人のすべてが技術をもった人とは限ら
ないということ。難しさを取り去り、ミュージシャンの感覚にフィットした製品設計は、「Stage Source」シ
リーズに、あらわれています。市場の声を反映させ、今後もPA市場の拡大を狙っていきたいとのこと。
【革新的な現行製品】
◆2.4GHzデジタルワイヤレスXDシリーズ。
獲得するダイナミックレンジをコンパンディングする必要がなくフラットな周波数特性を得られるのがデジタルワイヤレスの利点。
◆主要なマイクのモデリングを搭載しているものXDシリーズの特徴。SHURE SM58の実物と比較するコーナーも。
◆ステレオ/モノラルの切り替え可能なマイクを内蔵したPC/Mac/iPad対応オーディオインターフェース
『SonicPort VX』
◆ミュージシャンに向けた直感的操作でPAのセッティングが可能なStage Sourceシリーズ(画像はM20D)
▲ステージの音響設備はLINE6 PA機器によるもの。
「氏家克典スーパープロジェクト」によるバンド演奏も。
PODやRelayシリーズなど、ギタリストに向けた製品ラインナップに始まり、PA機器、iOSデバイスまで、単なる製品ではなくソリューションを含めた『ミュージシャンのための製品作り』が確実に広がりを見せているLINE6。
今後も革新的な新製品のリリースに期待できます!
【Line 6 Day -Professional Audio- 2015】
日程
2015年2月17日(火) 東京 恵比寿ザ・ガーデンルーム
2015年2月23日(月) 大阪 KOKOPLAZA エクスプレスココ
2015年2月24日(火) 名古屋 Electric Lady Land
公式サイト:http://jp.line6.com/news/general/1589/