Fender Classic 60s Strat × 60s Strat Texas Special
フェンダーから発売されている日本限定モデル、ジャパン・エクスクルーシヴ・シリーズの代表モデルを弾き比べて見ました!
①Fender Japan Exclusive Series Classic 60s Strat 3-Color Sunburst
バスウッドボディ、Vintage Style Single-Coil ピックアップ搭載。
②Fender Japan Exclusive Series Classic 60s Strat Texas Special 3-Color Sunburst
アルダーボディ、Texas Special Single-Coil ピックアップ搭載。
こちらの2モデル、フェンダージャパン時代の「ST62」モデルと「ST62-TX」を継承したモデルですが、
前回のブログでも紹介したClassic 50s Stratocaster 同様に、ネック形状が僅かに太く作られており
また、②のTexas Special の方は①のノーマル仕様に比べると、更に若干太い形状となっております。
さて、こちら2つのモデル、ローズウッド指板の60年代前半スタイルという共通点があり、サウンドの傾向もほぼ同じなんですが、
実際、選ぶときには、「う~ん、どっちにしようかな~、、、」 と、結構悩んでしまいますよね。
単純な金額の差だけでは測りにくいワンポイントアドバイスをお教え致しましょう!
まずは、ボディ材の違い。
①のバスウッド材は、比較的全帯域でフラットな周波数特性を持っております。
②のアルダー材は、バスウッドに比べると中音域に粘りを持たせながらも、高域の抜けも良く、煌びやかなサウンドが特徴です。
次に、ピックアップの違い。
①のVintage Style Single-Coil ピックアップは素直なシングルコイルサウンドが特徴。
②のTexas Special Single-Coil ピックアップは、出力が高めでシングルコイルながら太く主張するサウンドが特徴。
この2つのポイントが合わさった時、実際のサウンドはどうなるのか?ここが最大のポイントですね。
②のTexas Specialの方は、ボディ材、ピックアップ共に、その特徴がしっかり出ていて、ギター単体で太く煌びやかに主張するサウンドに仕上がっているので、3~4ピースバンドの小編成で図太いアンサンブルを作りたいロックバンドにはお勧め。
しかし、大所帯バンドサウンドや、楽曲の中でちょっとしたアクセントとしてストラトのサウンドを入れたい場合では、Texas Special だとちょっと主張し過ぎるので①の素直でフラットなサウンドがマッチする。なんてパターンもあるのです。
さて、予算の都合だけで決めるよりも、しっかりと選ぶ根拠を考えていく事が、楽器を手にする楽しみでもありますね。
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(ナカザワ)