Gibson Memphis / ES-335 2015モデル Figurad Top Cherry
ドットインレイのポジョションマークからブロックインレイに変り、高級感が増した2015年モデル。
今回はボディトップ、サイド、バックにフィギュアド・メイプルを使用した豪華ルックスのES-335をご紹介!
2015年モデルでは、それまで定番だったドットポジションマークから1960年代スタイルのブロックポジションマークを採用した他、ネックバインディングエッジ部分を丸くさせ、プレイヤーの手に馴染みやすい形状を実現した「Rolled neck binding」、ネック成形の精度を向上させ、フレットの高さを従来の7割程度にしてスムーズなフィンガリングと正確なイントネーション(ピッチ)を実現した「Low profile frets」、トラスロッドの径を太くし、それまでトラスロッドにかぶせていたチューブを排除することで、ネックのバイブレーションが格段に向上した「Historic truss rod」が特徴です。
また、トラスロッドカバーにさりげなく彫られた「f」ホールマーク「F-Hole emblem engraved truss rod cover」も2015年モデルのポイントですね。
さて、本日は少し思考を変えて、ギブソンギターの指板R(Radius=半径)に着目してみました!
こちらのモデルを含め、ほとんどのギブソンギターの指板Rは12インチの丸みとなっております。
これに対してフェンダーギターのヴィンテージスタイルは7.25インチ。
数字が多ければ平らに近づき、数字が小さくなればより丸みの強い形状となります。
そんな2つのタイプをブリッジ側から眺めてみた画像がこちら(↓)!
数値だけだとなかなか想像が付きにくいと思いますが、見比べてみると、指板の丸みがだいぶ異なっていることが分かります。
指板が平らに近いギブソンスタイルは親指をネック裏に添えて細かいフレーズを弾くようなジャズスタイルに向いている一方、指板の丸みが強いフェンダースタイルは親指を6弦側に回し込んでしっかりグリップしながらコードを慣らしたり、またチョーキングのし易さにも貢献してくれます。
ご自身の目指すスタイルを考えながらギターを持ち替える事も楽器選びの楽しさの一つ。
となると、「ギブソンってのは泣きのチョーキングがしづらいのかぁ~」 と思った貴方にちょっと待った!! 😎
実はそこをさりげなく改善したのが、この2015年仕様「Rolled neck binding」なんです!!
これが意外と重要なポイント。
指板エッジ部分を丸く落とし込むことで、6弦側に回し込みづらかった親指もスムーズに回し込んでしっかりグリップすることが出来るようになったので、泣きのチョーキングも容易になったんです!!!
また、このおかげでギターを構える位置を少し下にずらしても、しっかりとネックを握り込むことが出来ます。 😉
ちょっとした加工の気使いがプレイヤーに与える影響は大きいものです。
皆様にも一度は試して頂きたいギブソンメンフィス2015モデル。
イシバシ楽器の豊富な商品ラインナップなら、貴方にあった1本がきっと見つかるはずです。
是非ご覧下さいませ~~!!! 😀