【徹底解剖】 Ibanez Steve Vai JEM 20th Anniversary Limited!

いつもイシバシ楽器のギタクエをご覧いただき、ありがとうございます。

青いLEDマニアのギター担当:藤田です。

 

今回は、私が愛する青LEDでは無いものの、緑に光るギターのご紹介です。

 

Modern Primitive / Passion & Warfareの25周年記念盤のリリースや、同じくモダン・プリミティヴ / パッション・アンド・ウィーフェアの発売25周年を記念して、Winter NAMM Show 2016で急遽お披露目される事となった3本のUniverse「UV77」等、ファンにとっては目が離せない状況が続いているSteve Vai。

 

今回ご紹介するのは、そんなSteve Vaiに関連する「激レア」アイテム・・・

 

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2007年、完全限定生産モデルとして国内ではわずか15本のみが販売され、その全てが予約完売したために店頭に並ぶ事のなかったスティーヴ・ヴァイの伝説のシグネチャーモデル、Ibanez Steve Vai JEM 20th Anniversary Limited”!

<Spec>

Neck: 5pc JEM Prestige neck
NeckType: JEM Prestige
Body: Hand-made acrylic resin: 3D multi-color inside
Frets: 24
Fret type: 6105 frets (high,thin)
Fingerboard: Rosewood
Inlay: Pearl/ Abalone Vine
Bridge: Edge Pro bridge
Neck pickup: DiMarzio Trans JEM neck
Bridge pickup: DiMarzio Trans JEM mid
Middle pickup: DiMarzio Trans JEM bridge
Hardware color: Chrome

 

1987年に誕生したSteve Vaiのシグネチャーモデル、JEMの発売20周年を記念して制作され、比類なき存在感を誇るこちらのモデル。ステージで本人が使用する場面も多かったため、VAIと言えばやっぱりこのモデル!というファンの方も多いのではないでしょうか?

真っ先に目がいく、特徴的なアクリルボディー。そして、サウンドの要となるピックアップには、このモデルのために開発された「DiMarzio TransJem」を搭載。アクリルボディーのウルトラソリッドな鳴りと相まって、重厚な低域を兼ね揃えた独特なトーンを実現。他のJEMとは異なるキャラクターを実現しています。

限定15本の発売時に店頭に立っていた私も良く覚えておりますが、「ご予約希望」や「お問い合わせ」のご連絡を本当に多くのお客様からいただきました。おそらく、日本国内でリリースされた15本は、その全てが生粋のVAIファン15人の手に渡った事でしょう。

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今回、中古で入荷したこの個体は、前オーナー様が非常に大切に扱われていた事がすぐにわかる程のミントコンディション。使用感も少なく、ピックガード・フィルムもはがされぬままの状態でしたが、チェックも含めメンテナンスを行い、弦高低めのご機嫌なセットアップに仕上がっております♪

 

ギター好きであれば、VAIが弾いているシーン等で一度はどこかで目にした事があるモデルながら、市販品の数が少なすぎた事もあって、そもそもこの記事をみて初めて存在を知る事となった「コレナンデ商会」状態の方も多いかと思います。中古市場においても滅多にお目にかかる事のできないレアモデルですので、この機会に少し細かく見てみましょう。

 

■そもそも、どうやってボディーを光らせているの?

今さら聞けない・・・的な雰囲気ですが、そう言われてみれば意外と知らない、「光の源」。ボディー裏から覗くと、スプリングの下あたりに、円状の基盤から8個のLEDが外側に向かって設置されております。

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これが光ると・・・

 

 

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こうなるわけですね(@u@)♪

これを見てると、青だけじゃなく緑のLEDも悪くないと思えてきます(笑

 

 

■スイッチはどこに??

昨今、よく目にする指板のインレイやサイドドットが光るギターやベースは、そのほとんどがボディートップに増設されたミニスイッチでON/OFFのコントロールを行いますが、このJEM 20thではToneノブを引き上げる事でLEDがONになります。

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スイッチ増設等で無駄なコントロールを増やさず、オリジナルJEMのテイストをそのままに機能を追加したIbanezチームの細かい気配りが感じられますね。

 

■アクリルボディー内のマルチレイヤーってどうなっているの???

 

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正面からみると、「グリーン」「イエロー」「ピンク」の3色のラインが、立体的に交差するような、なんとも独創的なボディー。通常の塗装ではまず再現できないこの3Dマルチレイヤードボディーは、一体どのように生み出されているのでしょうか?

 

その答えは、ボディーを真横から見る事に解決の糸口がございました。

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一見ではランダムに施されているレイヤーパターンも、横から見るとこの通り。トップ面に近い位置、ほぼ中央、バック面に近い位置の3層になっている事がわかります。

これぞJEM流「パンケーキ風レイヤー」・・・なんて言ったら怒られちゃうかもしれませんが。。

この不規則に施された3色のライン(個体毎にレイヤーパターンの位置が異なる点もポイントです。)が、暗いステージ上や暗闇でGreen LEDをONにした際、まるでギターの血管のように浮き上がってみえるというのがこのモデルの最大の特徴の1つであり、ユーザーだけが堪能できる魅力ですね!アクリルボディーのギターの特徴を最大限に活用した演出で、他の追随を許さない限定品ならではの仕様ですね!

 

■このギターの画像をもっと見たいんだっ!!

グーグルで「VAI」とか「JEM」とか「20th」とかで検索すると、正面からのメチャかっこいいギターの写真はそこそこ見る事ができるのですが、細かい部分が結構少ないようでしたので、ちょっとしたクローズアップ写真をいくつかご用意致しました。

 

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まずはLEDスイッチをONにした状態で、モンキーグリップ側から見てみましょう。中央からの光が、グリップの断面部分で拡散しているかのような感じで、妖艶な雰囲気を更に引き立てています。

 

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続きまして、カッタウェイ部分を上方向から。ツノの先まで光が届いていますね♪

 

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こちらは、カットが深い方のカッタウェイ。ハイフレ演奏時に手が入り込む方ですが、こちらは更にLEDからの距離も近く、光量十分といった具合・・・って、さすがにマニアックな角度すぎますかね?(笑

 

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こちらはネックジョインド部分。そもそも、ボルトオンジョイントのギターで、こんなにジョイント部分の構造をまじまじと見ることが出来るのは、モデル数が多いエレキギターといえど、シグネチャーモデルの中ではこのJEM 20thとX JAPANのHIDEモデル、アクリルMGくらいではないでしょうか?

 

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再びモンキーグリップ側より。演奏しているプレイヤーからは、こんな感じで見える訳です。

 

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ボディーにあわせてマッチングされているチューニングペグ。こちらも、このモデル専用の特別仕様です。

このペグだけでもほしい・・・w

 

 

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VAI本人とのスナップだと、こんな具合に。このカッコよさ、溜め息が出ちゃいますね・・・・

 

 

いかがでしたでしょうか?

なかなかお目にかかれない、STEVE VAIの超絶レアモデル「JEM 20th Anniversary Limited」

 

 

 

 

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中古ギターは見つけたその時がチャンスです。

出会ってしまったアナタにこそ手にしていただきたい、極上の1本です!!

 

 

 

 

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