全ベーシストに贈る!!FROM PLAYER TO PLAYER Maruszczyk Instruments!!

いつもご利用頂き誠にありがとうございます。
渋谷店の岡本でございます。

 

突然ですが、質問です!!

こちら『Maruszczyk』なんと読むかお分かりになりますでしょうか?

 

正解は・・・。

 

『マルシュテック』と読む、当社が2015年より正規輸入代理店として取扱いを始めた、ポーランドのベースブランドです。

ベースプレイヤーであればそのデザイン、コンセプトに必ず惹かれるポイントがあるブランドですので、マルシュテックと読めなかった方はもちろん、読めてしまったあなたも是非下記の紹介をご覧頂ければ幸いです。

 

Maruszczykとは?

近年、新たな楽器ブランドを多数輩出し盛り上がりをみせる欧州はポーランド。
中央ヨーロッパに位置し、勤勉・誠実な国民性を持つといわれています。

有名な出身者としてショパンが挙げられるなど「音楽の国」として認識されている方も多いのではないでしょうか。

マルシュテックはそのポーランドにて現在もミュージシャンとして活動するAdrian Maruszczyk(エイドリアン・マルシュテック)氏によって創設。

氏が35年以上の音楽活動を行う中で培った様々な楽器やアンプ、木材の組み合わせやハードウェア等への知識を製品に反映することで、ミュージシャンが本当に求める機能性・トーンを併せ持った楽器の製作に成功している、数少ないプレイヤーによるプレイヤーの為のブランドです。

今回、このMaruszczyk Instrumentsの代表機種や特徴について、エイドリアン本人のデモンストレーションに併せて解説させて頂きます。

このような楽器紹介、レビュー動画は数多ございますが、演奏者の癖などが反映されてしまい、製作者のイメージするトーンを表現しきれていないものも見受けられます。ブランド創設者であり、プレイヤーでもあるエイドリアンの実演をご覧頂き、本ブランドのベースの持つ真のトーンを、体感してください!!

 

【形状】

マルシュテックでは個性的な構造を持つFrogやSputnik、Paddockといったモデルが代表的です。各モデル演奏性、音色等を考慮した独自の形状になっています。

【Frog】

大胆にカットされたセットネック構造を採用することで、音の立ち上がりの良さと、ハイポジションでの演奏性の両立を高い次元で実現させたマルシュテックの代表的機種Frog。

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ボディーバック材にはAlderもしくはAshを使用。
トップ材にはブビンガ、ウェンジ、バックアイメイプル等の材を個体ごとに採用しています。
ネックは3ピース構造となっており、指板にはエボニーもしくはパドゥークが使用されます。

〈特徴的なネックジョイント〉

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Frogは4.5.6弦モデル及びヘッドレスにも対応。
またヘッドレスモデルはスルーネック、ボルトオンを選択できるなど、プレイヤーの要望に柔軟に対応できるフラッグシップモデルです。

イシバシ楽器全店のFrogはこちらから!!

 

【Paddock】

Frogの発展モデルであるPaddock。
シングルカッタウェイ、スルーネック仕様という点が大きな違いとなっています。

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ボディーバック材にはAlderまたはAshを使用。
トップ材にはアマゼイク(オバンコール)、ジリコテ、フレイムメイプルを個体ごとにセレクトしています。
ネックは7ピース構造となっており、指板にはエボニー、パドゥーク、メイプル、ローズウッドが使用されます。

〈シングルカッタウェイ&7ピースネック〉

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シングルカッタウェイ仕様とすることで、しっかりとした低音弦の発音に成功。
7ピースに仕上げられたスルーネックは素晴らしいトーンバランスと長いサスティンを生み出します。

イシバシ楽器全店のPaddockはこちらから!!

 

【Sputnik】

高級感あふれるルックスと、多彩なサウンドバリエーションを持ったSputnik。

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ボディーバック材にはAshまたはMahoganyを使用。
トップ材には個体ごとにセレクトされた材が使用されます。

<芸術的なシングルカッタウェイ>

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人間工学に基づいたシングルカット構造を採用しており、ハイポジションにおいても抜群の演奏性を誇ります。

イシバシ楽器全店のSputonikはこちらから!!

 

このように、ボディーバックは多方面にコンターが入れられた構えやすい形状となっているなど、様々なシチュエーションでの使いやすさを考えた細部にもこだわった仕様となっております。

サウンドの特徴としてはハイフレットまでバランス良く、しっかりとした中音域が共通してあげられる特徴で、お客様のプレイスタイルに合わせてボディー形状などを選んで頂けるようになっております。

 

しかしながら・・・

この特徴的なボディー形状だけがマルシュテック製品のポイントではございません!!
細部のパーツについてもこだわりを持ってセレクトされています!!ご覧ください!!

 

【ブリッジ】

ドイツ、ETS社製のブリッジを多くのモデルに採用。
ヨーロッパ圏において人気を誇るハードウェアメーカーの製品を使用しています。

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ETS社のブリッジは小型ながらしっかりとした質量をもっており、弦振動を確実にボディーに伝えます。
他社との大きな違いは、Locking saddle機構。

各弦に備え付けられた四角形のサドルは縦・横・斜め、どの方向にも調節可能となっており、思うがままにセッティングが可能。ブリッジ下部の穴にボールエンドをひっかけるだけで素早く弦交換が可能なのもこのブリッジの大きなメリットとなっております。

 

【ゼロフレット】

均一なトーンと低い弦高を両立するゼロフレット。

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一般的なベースでは、ナット及びフレットが異なる材質であることから、開放・押弦時のトーンが微妙に異なってしまいます。3弦開放と4弦5フレットのA音のトーンの違いにお悩みになられた経験がある方も多いのではないでしょうか?

ゼロフレットの採用によってこのような音色の差を最小限にすることで、多弦モデルにおいてもばらつきの少ない、均一なトーンの実現に成功。プレイヤーの想像力を広げてくれます。また、ゼロフレットを採用することで、通常のベースにあるナット溝と1フレットの高さの差を限りなく少なく設定出来き、低弦高でのセットアップを可能に。快適な演奏性をアシストします。

 

【ピックアップ】

ヨーロッパを代表するドイツのブランドDelano(デラノ)製のピックアップを多くのモデルに搭載。ハイエンドらしいクリアーかつレンジの広い音色が特徴的です。

 

【プリアンプ】

また、プリアンプに関してもDelano製を搭載。
イコライザーの可変幅は、バンドアンサンブルを念頭に置いたEQを最大にしてもサウンドが破綻しない範囲に設定されている印象です。トレブルを最大にしても耳障りにならない、非常に使いやすい設定です。

 

 

ボディー形状からパーツまで、プレイヤーの視点で設計・選択されていることを確認出頂けたのではないでしょうか。

今までにないベースを探しているという方はもちろん。「今のベースのここがもう少し良くなったら・・・。」というお悩みの方にもお試し頂きたい楽器となっておりますので。是非、ご来店頂き他との違いを体感して頂ければと思っております!!

 

最後は、ここまで紹介させて頂きましたMaruszczyk Instrumentsのファクトリーツアーの映像で締めくくらせて下さい。遠くポーランドにて、多くの過程を伝統的な職人の手作業で精巧に仕上げられるその様子はまるで芸術品のそれのようです。

(3:29頃にマルシュテックロゴが入ったネックが確認できます。)

 

今回の内容をご覧いただいて、少しでも気になる!!試してみたい!!と思っていただければ幸いです!!

ご紹介したMaruszczyk Instrumentsはイシバシ楽器各店にて販売中!!
是非チェックしてみてください!!ご来店!!お待ちしております!!

イシバシ楽器全店のマルシュテックはこちらから!!

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