【ジャンゴへの手紙 】VOL.6 DUPONT VRとMD50比較してみました

拝啓 ジャンゴラインハルト様

いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。

毎度おなじみ、イシバシ楽器梅田店ジプシージャズギター担当の石間です。

本日はジプシースウィングそのものを象徴するギターとして貴方が使用されていたセルマーマカフェリギターの

精巧なレプリカとして非常に人気の高いDUPONTというブランド、さらにそのフラッグシップモデルである「VR」と定番モデルである「MD50」の比較をしてみたいと思います!

まず画像左が定番モデルの「MD50」右側が「VR」でございます。

同じスプルーストップですが右側「VR」の方が40年しっかりと乾燥させたヨーロピアンスプルースを使用し、トップもビンテージ感のある飴色の風合い、VRとは コニャックに用いられる”Vieille Reserve”「古く最上」という名がつけられている様に貴方が使用されていた当時のSELMERを強く意識したビンテージ感のある風合いになっております。

サイドバックには同じインディアンローズウッドを使用し、ジプシージャズサウンドに欠かせない甘く、乾いたトーンを出力します。

次はヘッドですが「VR」は上位機種としてDMの彫金が施されたペグやブラステールピースもレリック仕様になっており、よりビンテージ感のある雰囲気が素晴らしい逸品となっております。

ビンテージ感のある風合いと貫禄が素晴らしい・・・・!

日本のジプシージャズギター界第一線でご活躍されているジプシー ジャズバンド「モンデユー」のリードギタリスト伊藤淳介にVRを弾いて頂きました!

MD50はこんな音色です!

個人的にDUPONT MD50を使用していることもあり、MD50は素晴らしいギターですが、やはり憧れがある

ジプシースウィングそのものを象徴するギターとして貴方が使用されていたSELMER #503を意識したら「VR」が欲しくなりますね。

オリジナルセルマーレプリカとしては世界最高峰の評価を得る「DUPONT」!

是非弾き比べて頂ければ幸いでございます。

 

先日東京ジャンゴラインハルトフェスティバルの為に来日されていたアドリアンがオリジナルセルマーを入手されて動画も公開されていますがやはりオリジナルセルマーは素晴らしい音色ですね!

Selmer #607 School – Joseph Joseph – Adrien Moignard

最近ではイシバシ楽器梅田店でも無料のジプシージャズセッションを開催したりしておりますので、もっと多くの方にこの音楽の素晴らしさを伝えたいと思っております。

是非タイミングが合えばセッションに参加して頂ければ幸いです。

暖かくなってきたので外でもやりたい!

それではまた次回!

ラッチョ ドローム(良き旅を)!

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