【Washburn Nuno Models Diary Vol.15】今改めて日本製N4について考えてみる。

イシバシ楽器渋谷店Washburn担当 由利がお届けするNuno Models Diary。
中々EXTREMEの新作のアナウンスが流れない中、2017年に日本でも大好評だったGeneration Axeが再び開催されますね。
私も是非観にければと思っています。
今回はあまり注目される事のなかった日本製のN4について書かせていただこうと思います。
最後までお付き合いいただけますよう宜しくお願い致します。

さて、日本製のN4というと今までUSA製のモデルに比べてあまり注目される事がなかったように思います。

 

 

 

 


勿論ギターとしては間違いなく良い物ですがUSA製の物の方が上。という様な雰囲気が世間、市場にもあるように感じます。
そこで今回日本製のN4について私なりに掘り下げてみました。
まずボディーシェイプですが、これまで日本製のボディー形状は現行のUSAとかなり異なり、
外観からオリジナルのN4と異なる箇所がございました。
特にバックパネルに関してはUSA製が落とし込み加工に対し、
日本製は落とし込み無しのボディー形状であった為、よりヌーノの実機に近い固体を求める方にはどうしても魅力に劣る部分があったと思います。

 


ですが先日の91年製のオリジナルデイビーズ期のN4と比較した時、驚く事にほぼ共通したスペックである事が判明しました。


落とし込み無しのパネル部分だけでなく、カッタウェイのコンター部分の形状、バレルジャック等初期のN4と非常に酷似したシェイプだったのです。

ステファンジョイント部の加工の仕方や厚み等も初期N4とほぼ同じとなっています。


その他にもリアピックアップをマウントしているビスも大きめの頭を持つ銀ネジとなっています。サウンド面に関しても日本製はどこかブライトなブリティッシュ系のサウンド寄りの印象で、
USA製のカラっと抜ける様なサウンドとも違いを感じていました。
ですがオリジナルデイビーズ、そして今年発売した4Nに関してはむしろブライトなサウンドとなっており現行のUSAモデルとは異なる印象でした。

以上の点から日本製のN4はUSA製のN4よりもむしろ初期の頃のデイビーズ固体により近い仕様であったという結論に個人的には達しました。

今回掲載した日本製の固体はジョイント部分もデイビーズ仕様となっているのでよりオリジナルデイビーズ、
そして現在ヌーノも使用している4Nにとても近いスペックと言えるでしょう。
これからN4を捜される方はこの辺りの違いも含めて色々と捜されてみてはいかがでしょうか。

それでは次回のWashburn Nuno Models Diaryをお楽しみに。
良いギターライフ、良いヌーノライフを

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