失敗しない エレアコ 選び! 楽器屋さんのおすすめ10選!

アコギ初心者の方、エレアコをご検討中の方、エレアコ選びで迷っている方 必見!

1938年創業のイシバシ楽器店が「あなたにぴったりの おすすめエレアコ」探しをガイド!

エレアコの基礎知識から最近のトレンド、おすすめのモデルまでわかりやすくご紹介します!!

 

目次

 

 

1.そもそも「エレアコ」って何?アコギとどう違う?

こちらの画像は定番人気のエレアコ YAMAHA/FX370C NT。パッと見は普通のアコギと変わりませんよね。

エレキなの?アコースティックなの?結局どっちなの?と言われてしまいそうな「エレアコ」という一見矛盾したネーミングは、エレクトリックとアコースティックどちらの要素も持っているからなのです。

正式名称は「エレクトリック・アコースティック・ギター」、その略称が「エレアコ」です。

エレアコとは、本体からケーブルでアンプにつなぐことができるアコギを指します。

基本的なサウンドはアコースティックギターそのものですが、本体からケーブルで出力(OUT)し、直接アンプに接続(IN)可能なものを指します。

下記画像のようなイメージです。

反対に、本体からケーブルでアンプにつなぐことができないものがエレアコではない、アコースティックギターです。

 

2.エレアコとアコギの見分け方/どちらを買えばいいの?

上にも書きましたがパッと見はアコギもエレアコもあまり変わりません。こちらの画像を見比べて下さい。

左がアコギ、右がエレアコです。正面から見るとどちらも普通のアコギに見えますね。

 

見分け方は意外と簡単!アウトプットジャックやピックアップ、コントロール部などの有無です。

上記は最初の2本を斜めから見たものです。右のギター(エレアコ)はボディサイドにコントロール部が見えていますよね。ここでボリュームなどを調節します。

 

ピックアップは音を拾うマイクの役割をしており、多くはボディ裏に装着されています。サウンドホール(ボディの大きな穴ですね)から覗いたら見えるものも。アウトプットジャックはエンドピンの場所にあるものが多いです。ケーブルを挿す所です。

 

こちらはL.R.Baggsというブランドの「ANTHEM」というピックアップ。サウンドホールから白いピックアップが見えますね。

裏から見るとこんな感じになります。

上記は一例で、エレアコには様々なピックアップタイプがありますが今は覚えなくても大丈夫!!

大まかな仕組み(本体のピックアップで音を拾ってアウトプットから出力する)だけわかればOK!!

 

さて、アコギとエレアコの違いがわかったところで「アコギとエレアコ、どちらを買えば良いの?」とお悩みの方・・・

絶対にアンプやミキサーなどには接続しない!!という方にはエレアコではなくアコギをおすすめしますが、そうでない方にはエレアコがおすすめです。

アコギサウンドで「ライブがしたい!」「配信がしたい!」「楽曲制作したい!」

・・・このようなご要望をお持ちであれば全てエレアコをおすすめします!

その理由を含めて次で説明していきますね!

 

3.エレアコを選ぶメリット/デメリット・最近のトレンド

●メリット

音量の調節ができるので、ライブ演奏(特にバンド)や音楽配信に便利!

ラインアウトできる=アコギサウンドをアンプで増幅させることができるのがエレアコ最大の特徴でありメリット。

マイクを立てて拾う事なくダイレクトにアンプやインターフェースにライン接続し、ライブで大音量を出したり、音量調節して音楽配信などが可能です。

マイクで拾うとハウリング(キーン!となる現象)を起こすことも少なくない為、バンドサウンドの中で埋もれたくない方にはエレアコがおすすめです!!(セッティングもしやすいです)

エフェクターを繋いで音に様々な変化をつけたり、本体にEQ(イコライザー)が付いているものも多いので、簡単に好みの音作りが可能となります。

バンドだけでなくソロや弾き語りでも、リバーブやディレイを効かせた広がりのある音作りで楽曲をさらに素敵なものにできるでしょう!

 

●デメリット

大きなデメリットは特にないと言っても過言では無いのですが、電気系統が装備されている分アコギよりはデリケートな部分もあります。(水などこぼさないようにしましょう←アコギもですが)

その昔、筆者(1980年代生まれ)の部屋にテレビ本体にビデオデッキが合体した「テレビデオ」なるものがありまして、普段は便利なのですがビデオ部分が壊れて修理に出すとテレビも見られなくなるという・・・そんな事を思い出しました・・・。

また、エレアコはアンプに接続せずそのままでもアコギとして使えますが、ボディにピックアップなどパーツがついている分「鳴り」にも少なからず影響はあります。

さほど気にならないものが多いですが、生音の鳴りも重視したい!という方は店頭で試奏すると良いでしょう。

 

●最近のトレンド

昨今のトレンドとしては最初からピックアップを取り付けてあるアコギが多いです。

アコギとしての生音も存分に楽しめて、さらにエレアコとしての機能も発揮できるというものですね。

ひと昔前までは「エレアコは生音の鳴りがなぁ・・・」と言われていた事もありますが、このデメリットを解消するモデルが続々と出されています。

ラウンドショルダーの代表格Gibson/J-45や、YAMAHAアコースティックギターのフラグシップモデル「Lシリーズ」の中でも「L6」「L16」など近年のモデルにはピックアップが標準搭載されています。それだけエレアコとしての需要があるという事でしょうか。アコギとしてがっつり弾き鳴らしたい!!かつエレアコとしての機能も欲しい!という方におすすめです!!

 

↑左からGibson/J-45,YAMAHA/LJ6,LL16

 

 

YAMAHAのCPXシリーズAPXシリーズのように、出力される音と弾きやすさを重視して製造されているものもあります。ボディは持ちやすく弾きやすい、かつアンプからの出音も豊かでコントロールしやすいというスグレモノ。生音よりも弾きやすさやエレアコとしての用途を重視される方にはこちらがおすすめです!!

↑左からYAMAHA/CPX700 II SDB,APX600 OBB

 

4.エレアコの基本的な使い方

そのままでももちろん演奏可能ですが、アンプに接続する事でエレアコの本領発揮!!

アンプで鳴らすのはとても簡単。

本体のアウトプットジャックとアンプのインプットジャックにケーブルを接続し、本体とアンプの音量調節を行うだけです。

ご自宅では練習用アンプ、ライブではDI(ダイレクトボックス)、レコーディングではミキサーに、音楽配信ではオーディーインターフェースに接続することが多いでしょう。

用途により接続先は変わりますが、本体のアウトプットジャックからケーブルで接続する、というところは同じです。

本体にあるコントロール部でボリュームやEQ(イコライザー)などを調節できます。こちらもモデルによって様々なタイプがありますので見比べてみると良いでしょう。

 

5.一緒に揃えた方が良い機材やアクセサリー

エレアコ本体だけでは本来の魅力を発揮しにくいので一緒に下記の機材やアクセサリーを揃えることをおすすめします。

エレアコ用アンプ

エレアコ用のギターアンプです。エレキ用とは違いアコギサウンドを最大限に活かせるよう作られています。

主にご自宅練習用のもの(30Wくらいまで)と、ライブ向きの大音量で出せるものがあります。

ストリートライブができる充電式タイプも街中やストリートフェスなどでよく見かけます。

ご自宅用ではジャムセッションができる卓上型のPositive Grid/Sparkなどが近年大人気です。(エレキギター/ベース/アコーすべてに対応)

単に音量を増幅するだけでなく、様々なエフェクトやアンプシミュレータ―で豊かなサウンドにしてくれるものも多く、練習がより楽しくなりますよ!

アコースティック用アンプの売れ筋はLINE6/SPIDERシリーズYAMAHA/THR5ABOSS/AC-33YAMAHA / THR30IIA WirelessBOSS / ACS-LIVE といったところです。

→エレアコ用アンプ商品を見る

 

ケーブル

本体とアンプやミキサーなどをつなぐケーブルです。これが無いと接続できません。

→ケーブル商品を見る

 

ヘッドフォン

アンプやヘッドフォンアンプなどに接続したり、本体にヘッドフォンアウト端子があるギターに接続して使います。レコーディング時などに便利です。

ただし普通に生音は出ますので夜間などはご注意ください。(エレキギターだと生音は小さいですが、エレアコだと通常のアコギサウンド並みの音量が鳴ります)

種類が豊富なので色々と比較してのヘッドフォン選びも楽しいです。

→ヘッドフォン商品を見る

 

エフェクター

本体やアンプに「リバーブ」や「EQ」など音作りができるエフェクトが搭載されているものもありますが、外付けのエフェクターをつなぐとまた違った世界が広がります。

エレアコ用エフェクターではプリアンプ、リバーブ、イコライザーなどアコギ本来の「鳴り」に特化しサウンドに深みを与えてくれる商品が人気です。

→アコースティック用エフェクター商品を見る

 

6.価格の差の正体は?

エレアコで価格の違いが出るポイントは、

■ギター本体の鳴り、材質

■ピックアップの品質、性能

アコギ本体としての品質と、エレアコとしての機能的な部分です。

アコギ初心者おすすめブログでご紹介していますが、音の広がりや豊かな鳴りを実現したものになるほど本体に使用する木材コストは上がります。

また、弾きやすさも初心者の方には大事なポイントです。

アコギの場合、ボディが大きければ音の鳴りも豊かですが小柄な方には持ちにくいというデメリットもあります。

でもエレアコの場合、生音よりもアンプから出力した音を重視して作られているモデルも多く、ボディが小ぶりで薄くてもアンプからの出音は抜群に良かったりします。

アコギ初心者おすすめブログでご紹介しているアコギの「ボディシェイプ」を参考に、弾きやすさとサウンドのバランスを軸に考えて頂くと、さらにピッタリな1本が見つかるはず!!

 ※ちなみに筆者は「見た目>弾きやすさ>価格」で選びます(`・ω・´)「迷ったらテンションが上がる方を選ぶ」というライフハックです。

 

4.おすすめ エレアコ 10選

2万円~5万円

①YAMAHA / FX370C ¥29,980 (税込)

日本が世界に誇る楽器メーカー「YAMAHA(ヤマハ)」。エレアコではAPX/CPXが有名ですが、こちらは海外モデルのFXシリーズです。

Body自体はトラッドウェスタンにカッタウェイを施した形状で、オール合板といったエレアコに最適な仕様です。当店ではアンプセットが大人気!!

この価格でヤマハブランドが手に入るのも魅力的!

 

>YAMAHA/FX370C 在庫一覧

 

②YAMAHA / APXT2 ¥29,700 (税込)

小型ギターに本格的なピックアップシステムを搭載。YAMAHAの代表的なエレアコ「APXシリーズ」を一回り小さくした愛嬌あるデザインに独自のピックアップシステム「A.R.T.」を搭載しています。小型ながら弦振動だけでなくボディ全体の鳴りをアンプへ出力することができ、自然で豊かなアコースティックギターサウンドを得ることができます。こちらもアンプや周辺アクセサリーまで揃うセット商品が人気!!

在庫一覧>YAMAHA / APXT2 在庫一覧

 

③LAG Guitars / Travel Khaya ¥40,480-(税込)

オール・カヤのトラベルギター!フランスのエスプリを感じさせるシャープな美しさと職人技をあわせ持つLAG Guitars。

小さめボディながらもフルボディ・ギターに負けない豊かなサウンドを実現したトラベル・アコースティックギター。

旅先でも、家でも、スタジオでも活躍するオールラウンダーです。

BodyはTop/Side/Backともオール・カヤを採用。Khaya(カヤ)はアフリカン・マホガニーとも呼ばれ、「マホガニー」の代替種とされています。

スケールは600m(約23.6″)のショートスケールを採用し、仕上げはサテンオープンポアフィニッシュ。耐久性を重視したタフなGIGバックが付属します。

 

④Epiphone / J-45EC Studio¥41,250-(税込)

Gibson(ギブソン)直系ブランド”Epiphone(エピフォン)”のエントリーモデル!

カッタウェイを施したラウンドショルダーボディに25.5″ロングスケールを組み合わせたモデル。

BODYにはTOPに単板シトカ・スプルース、SIDE/BACKにセレクト・マホガニーを採用。

BODYは光沢あるグロスフィニッシュで、NECKは演奏性に優れたサテンフィニッシュ。 BODY/NECKにはバインディングが施され、見た目も引き締まった印象を受けます。

Fishman Presys-IIピックアップシステムを搭載し、ライブでも即戦力になってくれます!便利なチューナー機能も装備し、コストパフォーマンスに優れたエレアコです。

⑤Fender Acoustic / Malibu Player

スモールサイズのボディシェイプとショートスケール、スリム・テイパードCシェイプを採用したフェンダーならではのエレアコ。Fishmanのプリアンプシステムにより、アンプを通してもギターのナチュラルサウンドを損なうことなく聴かせます。カラーバリエーションも豊富です。

→Fender Acoustic / Malibu Playerの在庫を見る

 

5万円~10万円

⑥Martin / DJR-10E-01

マーティンギターが誇る「ドレッドノート」スタイルをスケールダウンした「ドレッドノート・ジュニア」

BODYはオール単板で、オール・サペリを採用。
TOPにはスキャロップドXブレーシングを、BACKにはラダーブレーシングを施しています。
オールつや消し(オイル)仕上げです。
ピックアップにはFishman Sonitoneを搭載し、サウンドホールエッジ部でVolume/Toneコントロールが可能です。
ご自宅で手軽に爪弾くもよし、女性の方やお子様にもおススメです♪
レスポンスもよく、輪郭は明瞭ながら広がりのあるサウンドで、ライブでもご使用いただけます!

 

⑦Taylor / Academy   10e/12e

アメリカのアコギシェアナンバーワンブランドであるTaylor(テイラー)のマスタービルダーが「初心者が諦めずに弾き続けられる理想のギター」として考案・開発されたシリーズ。10eはややコンパクトなドレッドノートシェイプ。12eがグランドコンサートシェイプです。

→Taylor / Academy   10e/12eの在庫を見る

 

10万円以上

⑧Takamine / TDP561C ¥136,400-(税込)

国産アコギブランド、タカミネの人気エレアコです。

充分な容量を確保しながらも、大きさを感じさせないスマートなルックスのオリジナルBODY SHAPE。
BODYは、TOP/BACKが単板で、SIDEが合板というエレアコに最適な仕様。TOPはスプルースを採用し、SIDE/BACKにはサペリを採用。
ノンスキャロップのXブレーシングを施し、ロゼッタにはきれいなアバロンを使用。
ダブルサドルや左右非対称NECKグリップはタカミネギターお馴染みですね!
スケールは644mmで、ナット幅は42mmとスリムですが、しっかりとした厚さはあり、さらには左右非対称NECK(アシメントリカル)によりサウンドにもプレイアビリティにも優れています!

→Takamine / TDP561Cの在庫を見る

 

⑨CCTL2EC-BLBL  ¥328,000-(税込)

プロ/アマ問わず多くのミュージシャンに愛用されている、オーストラリア発のブランド「コール・クラーク」!

装飾を省いたシンプルな「シリーズ1」、最上級の木材と装飾を施した「シリーズ3」とともに、今いちばん売れているのが「シリーズ2」です。

こちらは2021年に登場した「TL Thinline」のシリーズ2、オールブラックウッドモデル。

シャキシャキとした鳴りでコンプレッションのかかったような低音。他のシェイプとぶつかりにくい帯域でアンサンブルとの相性抜群です。
ボディの厚みが薄く、爪弾いた際のレスポンスが最も早く軽快。ボディ内部での反響も少ないのでハウリングにも強いのもポイントです。

長く愛用するほどに味が出る、上級者にも自信を持っておすすめできる1本です!!

→Cole Clark / CCFL2EC-BBの在庫を見る

▼コールクラーク特集はこちら!

 

 

⑩Fender /ACOUSTASONICシリーズ

TELE Sunburst

ST TSB

JM OCT

次世代型エレアコ「アコスタソニック」! ストラトやテレキャスターのボディシェイプなので一見すると「何これ?」と思われることも多いのですが、今までの常識を覆す、大人気ハイブリッドギターです。

アコギをステージで使用する際にプレイヤーとエンジニアを悩ませるフィードバックや楽器を持ち替えた際のサウンドセッティングなどのチャレンジングな要素の多くを排除する工夫が組み込まれています。

今までの「ギター」という楽器の枠を超えた縦横無尽なサウンドクリエイションが可能!

ストラト、テレキャスター、ジャズマスターと3種類のタイプがあります。

→Fender /ACOUSTASONICシリーズの在庫を見る

 

さらに2021年、よりお求めやすい価格で発売されたメキシコ製の「Acoustasonic Player Telecaster」 シリーズもおすすめ!

・Acoustasonic Player Telecaster

▼Acoustasonic Player Telecaster特集記事

※価格は変動する場合がございますので予めご了承ください

 

以上、持ちやすい小型タイプからがっつり弾けるボディシェイプ、さらには次世代型のエレアコまでおすすめ10選をご紹介させて頂きました!!

ご自分に合う1本は見つかりましたでしょうか。

もし見つからない場合や詳しい説明などが聞きたい!という方はお近くのイシバシ楽器店WEBSHOPへお気軽にお問い合わせ下さい。

専門スタッフが丁寧にお伺いさせて頂きます。

「こんな音を出したい!」「3万円前後で弾きやすいもの」「こんなカラーは無いの?」等、具体的なイメージを店頭で、また、お電話やメールでスタッフにお伝え頂ければよりイメージに近いものをご提案できますのでお気軽にご相談下さいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

ご購入、お問い合わせは商品ページ又はお近くのイシバシ楽器店まで!!

 

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