新進気鋭のEFブランド、Richard Electric Sound!

いつもギタクエをご覧いただき、ありがとうございます。エフェクター担当:カズー藤田です 😉

今回ご紹介するのは、「楽器店での取扱いはイシバシ楽器店新宿店が初めて」という新進気鋭のエフェクターブランド、Richard Electric Sound (※以下、RES)です!

これまで、ビルダーとの個人的な繋がりがある方のみがオーダー可能で、ネットやSNSを通しても買う事が出来なかった、まさに”知る人ぞ知る”エフェクターブランド、RES。

ブランド立ち上げ時から現在に至るまで、多忙なビルダーがエフェクターの設計から組み込み、出荷等の関連作業を全て1人で行っており、全て手作業となるため月産生産台数も全機種合計で数台しか作れないという、非常に希少性の高い”新鋭エフェクターブランド”です。

既存のエフェクターブランドにおいても「厳選パーツ」というワードは多数見受けられますが、RESにおいてはその度合いが頭一つ抜けております。例えば、通常高級エレキギターに使用されている“ビタミンQオイルコンデンサー(Black Candy)を採用したり、Fuzzに使用するゲルマニウムトランジスタについては一定の定数に達しないゲルマニウムトランジスタはビルダーの判断によって一切使用されず、徹底的に選別したものだけを採用。さらに理想の歪みを得るため、そのゲルマニウムの特性にあわせて個体ごとに抵抗を選択する等、一口に「厳選されたパーツを採用」という言葉だけでは片づけられない、ビルダーの究極的な拘りが凝縮されております。量産ブランドには決して真似する事ができない、ペダル1台1台の個性等をお楽しみいただける逸品なのです。

 

今回は、イシバシ楽器新宿店での取扱いが決定した2機種、「Sound In Glory」と「Fuzz Dignity」について、ご紹介いたします。

 

 

■RESが提案する新しい歪みの形、Sound In Glory

視界に入るノブが1つだけのため、ブースターペダルと勘違いする方も多いと思われますが・・・“Sound in Glory”は、究極のウォームサウンドを追求したオーバードライブ系ペダルであり、ゴールドノブ1つを回すだけでウォームサウンドが得られるシンプルな仕様の新感覚ペダルです。ゴールドパーツを多数採用(パーツ個所によっては、ビルダーによってゴールドに塗装されているものもございます。)し、ゴージャスなルックスに目を奪われます。

トップ面の1ノブにより、Warming(これは一概に”GAIN”という言葉で片付ける事の出来ないコントロールで、GAINや音圧等、様々な要素を一元コントロールするためのノブとなります。)の調整が可能。また、ペダルセッティング時に音量のセッティングが変化しないよう、あえてサイドに設置された小さなツマミでVolumeのコントロールが可能です。

2wayのミニスイッチ(Warm Select Switch)により、以下の2種類のキャラクターをお楽しみいただく事が可能。
右上:Red Warm(レッドウォーム)
出音に勢いのあるウォームサウンドが得られます。それでも、音が割れるようなことはなく、ピッキングニュアンスによる繊細な演奏が可能です。

右下:Blue Warm(ブルーウォーム)
歪みの粒が非常に細かいウォームサウンドです。歪んでいない歪みとして捉えられるような、非常に独特のサウンドを得ることができます。

 

そしてこちらが実際に搭載されている”ビタQ”こと、ビタミンQオイルコンデンサー。独特のウォームサウンドを得るために非常にこだわったのは、ペダルに使われているパーツ類であり、その中でも特に際立っているのが、通常高級エレキギターに使用されているこちらの“Vitamin-Qオイルコンデンサー(Black Candy)”です。通常このような高級パーツは、エレキギターへの使用の他、高級オーディオでの使用などが主流となり、コストダウンが叫ばれる昨今のエフェクターでの使用は非常に稀と言えます。しかし、1つ言えることは“Sound in Glory”が放つサウンドは“この”オイルコンデンサーを使用しないと出せない、ということです。ビタミンQをはじめとした数多くのこだわり抜いた部品によって作り出される唯一無二のウォームサウンドをご堪能いただけます。

 

 


■ファズの名機をリスペクトする、Fuzz Dignity

“FUZZ DIGNITY”は本来のファズサウンドの本質を徹底的に追求したペダルです。ファズペダルが奏でるサウンドは、一音でその場を支配することができる存在感。他を寄せ付けない圧倒的な勢いを奏でるサウンドであると考えているRESビルダーにより、1台1台丁寧に仕上げられております。

本機はファズが音楽界を席巻した60年代ファズサウンド、及び回路を基にして作成されております。ここで、重要な要素となるのが使用する部品です。本機には、60年代ファズに頻繁に使用されていた“ゲルマニウムトランジスタ”部品を使用しております。このゲルマニウムトランジスタが60年代ファズの歪みを生み出しているのです。しかし、ゲルマニウムトランジスタは入手が困難な上、各個体差が非常に大きいため、その選別が重要です。

究極のファズサウンドを得るべく、一定の定数に達しないゲルマニウムトランジスタは使用せず、徹底的に選別したものだけが採用されております。しかし、選別を行ったからといって、理想の歪みを得られるわけでは無いと考えるRESビルダーにより、もう1つの重要な工程として、歪み具合を理想なものとするために抵抗という部品をも個体毎に選択。つまり、生産された各ペダルは部品の抵抗値が異なっており、全て同じ部品(抵抗)が使われているペダルは存在しません。この工程には非常に多くの時間が必要となりますが、究極のファズサウンドを生み出すため、惜しみのない手間をかけて生産されているのです。

Sound in Glory同様、こちらのFuzzにもゴールドパーツが採用されています。また、中央の2wayミニスイッチにより、以下のToneキャラクターを設定可能です。

Tone Switch(トーンスイッチ)
上側(Bright Sound):高音域の鳴りが強調されるセッティングです。

下側(Deep Bass Sound):低域が加わり、音圧が増すセッティングです。

さらに、中央の「SUS“TEIN” ノブ」の中心にはLEDインジケーターを搭載。サウンドはあくまでもトラディショナルなFuzzをリスペクトしたものですが、ルックス面ではモダンな工夫も忘れない、まさにビルダーのセンスが光るポイントと言えるでしょう。

 

そして、RESビルダーの狂気的とも言える拘りレベルは、外見だけでなくエフェクターの内面をご覧いただく事でも感じていただけるのではないでしょうか?

美しくレイアウトされた配線類、筐体内部や裏蓋等を埋め尽くす文字(生産時期により内容は変動します)・・・

そしてパーツの数値をマスキングするためのRESラベル等・・・

音を聞いて1度目の感動、そして裏蓋を開けた後にも「2度目の感動」が待っています。

 

初回入荷分は極僅かとなり、次回の入荷時期は完全未定となりますが、イシバシ新宿店では店頭にて「試奏用サンプル機」をご用意しておりますので、初回分が売り切れた後もお試し&ご予約等が可能です!(お客様からのご要望でサンプル機も販売済となってしまった場合はご了承ください。)

 

 

 

 

Richard Electric Sound(リチャード・エレクトリック・サウンド)、イシバシ楽器新宿店にて好評販売中です。現時点では日本国内の楽器店でRESをお試しいただけるのはイシバシ楽器新宿店のみとなりますので、是非この機会をお見逃しなく!

 

ググっても(今のところ)出てこない、秘境的サウンドがここに。

 

 

 

 

 

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