【あなたが買うべきモデルはどれ??】これでもう悩まない!!Fender Bassの現行ラインナップを一挙紹介!!

FENDER Fender Japan Fender USA ベース
皆さんこんににちは。
イシバシ楽器名古屋栄店ベース担当のタク・オカモトでございます。


※2018年8月に公開した記事ですが、モデルチェンジに伴い2020年10月に最新のラインナップに修正・公開しました。

さて、前回は失敗しない!!次のベース選びで必ずチェックすべき『5』ポイント!!!についてご紹介致しました。
今回は『2本目のベース選び』についてさらに掘り下げていきたいと思っています。

エレキベースが1950年代に発明されて以降、定番であり、標準なのはいつの時代もFenderであることに間違いありません。
数々の有名アーティストがFenderと刻印されたベースを演奏するのをみて、誰もが一度は「いつかはFenderを・・・。」と憧れたことがあるでしょう。

しかしながら、Fender Bassといっても多くのラインナップがあり、
どれがいいのかわからない・・・と悩んでしまうというのも否めないのではないでしょうか。

そのお悩みを解消すべく、今回はFenderラインナップに焦点を当て『どのFenderを選べばいいのか』をご紹介して参ります。

①生産国


Fender製品は、日本製、メキシコ製、USA製の3つの生産国に分けられます。
価格レンジとしてはおおまかに

メキシコ製:約7万円~18万円
日本製:約10万円~16万円
USA製:約15万円~27万円


となります。

メキシコ製の価格レンジの広さにびっくりされる方が多いのではと思いますが、
リーズナブルなPlayer Seriesと、手間のかかるレリック加工がされたRoad Worn Seriesがラインナップされているため、このような設定になっています。

つまり7万円程度の予算から憧れの『Fender』を手に入れることができ、10万円前後の予算がある方はメキシコ製&日本製20万程度の予算がある方はメキシコ製&USA製のモデルが視野にはいることとなります。

②メキシコ製ラインナップ


ここからは生産国ごとのラインナップを確認していきましょう。
まずはメキシコ製ですが、

・Player Series
・Classic Series
・Road Worn Series
・Deluxe Series


4つに分けられます。

・Player SeriesはFenderブランドの中でも最もリーズナブルなシリーズで、7万円前後の販売価格となっています。

定番のJazz Bass,Precision Bassはもちろん、Jagaur Bassといったモデルがラインナップされているだけでなく、
Tidepool(画像)やSage Green Metallicといった多彩なカラーラインナップもポイントのシリーズです。
もちろんスタンダードなSunburstやWhite、Blackカラー等も存在し幅広いモデル&カラーからお選び頂けるため、初めてFenderを買う!!Fenderブランドでベースを始めたい!!という方にピッタリなシリーズです。

Vintera Seriesはメキシコ製の中で最もVintage Fender Bassを意識したシリーズとなっています。

13万円程度の販売価格となっており、仕様されるパーツ等は昔ながらのFender Bassに倣ったものが採用されています。
シリーズのコンセプトは「VINTAGE STYLE FOR THE MODERN ERA」(現代のヴィンテージスタイル)となっており、フェンダー黄金時代(50~70年代)のスタイルを現代に再現したスペックとなっています。

Jazz Bassは60'sと70's、Precision Bassは50'sと60'sがラインナップされています。他のシリーズにないカラーリングが特徴で、Firemist Gold(画像)、Daphne Blue、Seafoam Green、Inca Silverといったカラーがラインナップされているので、定番の仕様でも人と被らないルックスの楽器を使いたいという方にピッタリです。

Road Worn SeriesはVintera Seriesをより発展させたシリーズです。

17万~18万程度の販売価格で、一番の特徴は『ラッカー塗装』『レリック加工』で、長年使いこまれたような塗装のはがれや打コン、擦り傷、パーツのくすみを新品時から再現したシリーズになります。
貫禄のあるルックスはもちろん、サウンドにもレリック加工は影響を与えます。
極薄で仕上げられるラッカーフィニッシュは楽器自体の『鳴り』を増幅されると言われており、レリック加工によって部分的に塗装が剥がされることでより強調されることになります。使い込んだことによる擦れや変色といった『経年変化』も期待でき、その分保管時の取り扱いに注意しなければならないのですが、長年使い続ける『相棒』的な楽しみがあるのがこのシリーズの醍醐味です。

・Deluxe Seriesは、ベース本体にプリアンプが搭載された『Active(アクティブ)仕様』のシリーズです。

12万程度の販売価格で、4弦Jazz Bass,5弦Jazz Bassに加え、PJ配列のモデルがラインナップされているのがポイントです。
Deluxe SeriesはJazz Bass、PJ共にTOMOMI(SCANDAL)が使用していることでも有名かと思います。
Activeコントロールを使用することでベース本体のみでも多彩なサウンドメイクが可能ですので、一本でいろいろなジャンルの曲を演奏したい、という方にオススメです。

③日本製ラインナップ


海外からの評価も非常に高いMede in Japan、日本製シリーズは大きく4つのシリーズに分けられます。
・Made in Japan Traditional Series
・Made in Japan Hybrid Series
・Made in Japan Heritage Series
・Made in Japan Modern Series


Made in Japan Traditional Seriesは、日本製Fenderの中核を担う定番のシリーズです。

10万円程度の手の届きやすい価格ながら、50's,60's,70'sといった年代ごとのスペックの仕様を反映し、昔ながらの仕様を日本の高い技術で再現したシリーズと言えます。
長年多くのミュージシャンから定番として受け入れられる日本製Fenderを代表するシリーズで、初めてのFenderにはもちろん、二本目以降にも十分おすすめです。

2020年モデルからデザインがアップデイトされており、USA製のデザインデータを使用することでボディ、ネック、ピックガードと全面的にリフレッシュされた他ロゴ等のデカールデザインについてもUSデータを採用。
カラーリングについてもUSデータを基に再調色することで、よりUSグレードのルックスに近づいておりパッと見で日本製と判断するのが難しいほどの高い質感となっております。
※以前のバージョンも流通しておりますが、シリーズ名に変更はありません。
カラーリングも定番かつ人気カラーが5色程度ラインナップ。間違いのない一本をお探しならMIJ Traditionalシリーズで決まりです。

Made in Japan Hybrid SeriesTraditionalなルックスに現代的な演奏性が掛け合わせたシリーズです。

11~12万程度の販売価格で、伝統的なFenderシェイプにAlderやAshといった定番の木材をボディーに使用、ピックアップもUSA製が採用されておりTraditionalシリーズのアップグレード版といえるシリーズです。

Hybridといわれる所以は、ネックにあります。押さえやすいミディアムジャンボフレットとスムーズな運指をアシストするサテンフィニッシュのネック裏に、比較的フラットな指板Rである250mm Rの指板が採用されています。
指板Rの数値は大きくなるにつれて平らに近づき、弦高を低く設定しやすくなるなどの利点があります。例えば先にご紹介したMade in Japan Traditional Seriesでは184.1mmとなっていますので、試奏して比較してみるとわかりやすいでしょう。

・Made in Japan Heritage Seriesは日本製で最も手間を掛けて製作され、ヴィンテージスペックを再現するシリーズです。

16万円程度の販売価格と日本製では高めの価格設定となっていますが、それに見合うだけのこだわりを持って製作されています。

HeritageシリーズはなんとFender Custom Shopにてマスタービルダーとして活躍するマーク・ケンドリック監修の元、USA製品のデータを元にボディシェイプやネックシェイプを年代に合わせて設計されています。
マーク・ケンドリックはEric Claptonを始めとした超有名アーティストの楽器製作を行っていることでも有名なFender最高峰のビルダーの一人です。

各パーツの再現やカラーリングなども徹底的にこだわり抜かれており、50'sおよび60'sスタイルは非常に手間のかかる昔ながらの塗装方法であるラッカー塗装を採用しているのもポイントです。
ヴィンテージファンを魅了する至高の一本!!

・Made in Japan Modern Seriesは高い演奏性とモダンな仕様を反映したシリーズです。

流線形のボディーデザインに、ローポジションとハイポジションの演奏性を向上させるコンパウンドラジアス指板、ノイズレスピックアップ、アクティブ仕様となっており、5弦ベースのラインナップもありますので、よりアグレッシブなジャンル・サウンドを目指す方にオススメのシリーズです。
既存の枠にとらわれない、次世代のFender Bassです。

④USA製ラインナップ


ベースプレイヤーの憧れ、Fender USA製のベースは大きく4つのシリーズに分けられます。


・American Professional II Series
・American Performer Series
・American Ultra Series
・American Original Series


・American Professional II SeriesUSA製モデルの中核を担うシリーズです。

20万程度の販売価格で、Jazz Bass,Precision Bass,5弦など幅広いラインナップのあるシリーズです。

スペックとしてはMade in Japan Hybrid SeriesのUSAバーションというのが一番わかりやすいかと思います。
伝統的なルックスでありながら、現代的な音楽に合わせた演奏性・サウンドを強く意識したシリーズとなっております。

サテンネック、241mm指板R、新開発のV-Modピックアップ、裏通し可能なHiMassブリッジといったモダンなサウンド&演奏性に対応する仕様。
加えてフレットはNarrow Tallという細目のものが採用されていますので、他の楽器と混ざった際のサウンドやピッチ感を重視する場合はこちらがおススメです。

2017年にデビューしたAmerican Professionalシリーズは2020年10月に『American Professional II』にアップデート。基本デザインはそのままに、新しいカラーリングやピックアップ等、より現代のプレイヤーにマッチする仕様となっています。

American Performer Seriesはモダンスペックを取り入れ、USA製で最もコストパフォーマンスに優れたシリーズです。


15万円程度の販売価格で、Fenderの伝統的なデザインはそのままに、また演奏性に関わる部分はモダンな要素を取り入れています。
Performerシリーズ専用のピックアップや241mmの指板RやModern Cシェイプネックなど快適な演奏性でより実戦的なプレイヤーにおススメのシリーズです。
USA製の多くが20万円近い販売価格でありながら、こちらのシリーズは付属ケースをギグバックとするなどで手に取りやすい価格を実現しているのが最大の特徴といえます。

American Ultra SeriesUSA製モデルの中で最もモダンと言えるシリーズです。

25万程度の販売価格で、メキシコ製Deluxe SeriesのUSAバージョンと言えるシリーズです。
アクティブプリアンプを搭載したアクティブベースというところはDeluxe Seriesと同様ですが、
ローポジションとハイポジションの演奏性を向上させるコンパウンドラディアス指板&このモデル独自のModern Dシェイプを採用しており演奏性が向上しています。ピックアップもUltra Noiseless Vintageピックアップを搭載、クリーンなサウンドをアウトプットできます。
Fenderの全ラインナップを通して最新の仕様が最も取り入れられているシリーズといえ、ミスやノイズ等が許されないシビアな現場でFenderトーンが必要だ、という方にオススメの一本です。

American Original Seriesは前身モデルとなるAmerican Vintage Seriesをアップデートしたモデルです。

ラッカーフィニッシュのボディー、Pure Vintageピックアップ、ビンテージスタイルのブリッジ等「古き良きFender Bass」を再現したシリーズで、27万円程度の販売価格です。
American Vintage Seriesは演奏性に関わる部分もヴィンテージスペックとなっていたのですが、Originalシリーズでは指板Rが比較的フラットな241mmと近年の楽器に採用される数値となり、演奏性が向上しています。
Vintageライクなルックスかつサウンドがサウンドが欲しいが、演奏性は良い方がいい、という方にオススメのシリーズです。

以上で各ラインナップの紹介は終わりです。
ここまでの内容をサウンド・スペック別にシリーズを分けてみましたので、参考にしてみてください。

【スタンダードなサウンド・スペック】

・Player Series
・Made in Japan Traditional Series

【ビンテージ寄りなサウンド・スペック】

・Vintera Series
・Road Worn Series
・Made in Japan Heritage Series
・American Original Series

【モダンなサウンド・スペック】

・Deluxe Series
・Made in Japan Modern Series
・American Ultra Series

【モダンにもトラディショナルにも使えるサウンド・スペック】

・Made in Japan Hybrid Series
・American Performer Series
・American Professional II Series

いかがだったでしょうか。


Fenderベースと一括りにしてもこれだけのバリエーションがあり、様々なジャンルに対応できることがお分かりいただけたかと思います。
そして、日本製Fenderが非常にバランスよくどのジャンルにも対応できるようにラインナップされていることがわかりますね。

一本目のベースをお探しの方ならPlayer SeriesやMade in Japan Traditional Seriesからお選び頂くのがおすすめですし、
二本目以降であったり自分のやりたい音楽ジャンルや演奏スタイルがはっきりとしている方はそのスタイルに合ったシリーズからお探し頂くのがよいでしょう。

是非とも今回の記事を参考に、自分にぴったりの一本を見つけて頂ければ幸いです!!

それではまた!!

この記事を書いた人

岡本 卓也
渋谷店でアコースティックギター、エレキベースを担当した後、現在名古屋栄店に勤務。プライベートではエレキギターも演奏。ギター・ベースとなんでもご相談させていただきます。ご来店・心よりお待ちしております。

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