YAMAHA アコースティックギター LL26AREはこう変わった!!
今年2014年3月にYAMAHAアコースティックギターのLシリーズが10年ぶりにリニューアルされました!
YAMAHAのLシリーズといえば伝統のあるYAMAHAアコースティックギターの上位機種にあたるモデルです。
LL6、LL16、LL26、LL36・・・とレギュラーではこのようにラインナップされています。
この度のリニューアルによって、今までLL26以上のモデルにしか採用されていなかったARE処理がLシリーズすべてのモデルに施されています!
このARE処理は、YAMAHAが特許を取得している「Acoustic Resonance Enhancement」のことで、あたかも長年弾きこまれてきたかのような鳴りを実現しています!
今回は、LL26AREのNEWモデルと旧モデルを比較していこうと思います。
左が2014NEWモデルのLL26ARE、右が旧モデルのLL26AREです。
正面から見るとほぼ見分けはつきません。
が、、、背面から見ると一目瞭然なのです!
NECK裏は5ピース構造は変わりませんが、NEWモデル(左)はマホガニーとローズウッドの構成、旧モデル(右)はマホガニーとパドック(Padoauk)の構成。
Padoaukといえば、WASHBURNのN4ヌーノモデルで使用されていたことでも有名で、耐久性にも優れている材です。
ローズウッドとパドックでは色味が全然違うので分かりやすいですね♪
また、NEWモデル(左)にはNECKとヘッドの境に「ボリュート」ができており、ここで耐久性が出ています。
ヘッド裏を見ても、違いは一目瞭然!
NEWモデル(左)にはヘッド裏に化粧板がついており、デザインの違いも分かりますね。また、一番の違いは。。。
こちらのNECKヒール部も併せてご覧下さい!
この一番の違いは、、、
ヘッドを含めた「NECKの構造」が根本的に違うのです!!
NEWモデル(左)は、マホガニーとローズウッドの5ピースですが、この間に入っている2本のローズウッドがヘッドの先端まで、及びNECKの付け根まで届いていないのです!
旧モデル(右)は、マホガニーとパドックの5ピースで、ヘッドの先端まで、及びNECKの付け根まで届いているのです!
この構造の違いはサウンドに与える影響が大きそうですね♪
さて、次にプレイアビリティに関する違いはというと。。。
弦間ピッチです!
NEWモデル(左)のほうが僅かに(メーカー公表0.3mm)広がっているのがお分かりいただけますでしょうか。
さらに。。。
NEWモデル(左)のほうが10フレット部で僅かに(メーカー公表1mm)薄くなっています。
また、弦高に関しては、NEWモデル(左)のほうが6弦側をやや低く、1弦側をやや高くしているようです。
ただ、、、弦高は個体差もあると思うので、ここでは敢えて言及は致しません。。。
最後に、BODY内部のブレーシングでは。。。
画像は、こちらもNEWモデルが左で、旧モデルが右です。
NEWモデル(左)では、ブレーシングを低くし形状も四角に変更されています!
現在、当店には在庫超僅少ながらLL26AREのNEWモデル、旧モデルの在庫があるためサウンドの比較も致しました!
NEWモデル(左)は低音がタイトで、まとまりのあるサウンドが格別です!
逆に旧モデル(右)は、ややラウド気味で暴れたサウンドが魅力的です!!
さあ、どちらを取るか。。。
もうこのクラスになると正直好みの違いになりますね♪