世界的トップブランドMartinのカスタムショップモデルに迫る! vol.4

いつも『GuitarQuest』をご覧いただき、ありがとうございます。心斎橋店サブマネージャーの藤本でございます。

皆様、今年のGWはいかがお過ごしですか?

4月末から9連休!なんて方もいらっしゃるのでしょうか?

私、お陰様でこのGWは店頭で忙しくさせていただいております。

開店同時に軽音楽部の学生さん達がご来店され、初めての1本を選んでくれていたりします。

先輩・後輩みんなでお買い物を楽しんでいただけているようで、うれしい限りです!

さて、本日はアコースティックギターのトップブランドMartinのカスタムショップモデルをご紹介いたします!

Custom Shop D-28 Carpathian Spruce Top / Guatemalan Rosewood

※Martinカスタムショップについてはバックナンバーをご参照ください。
>>世界的トップブランドMartinのカスタムショップモデルに迫る!

こちらの1本はモデル名のとおり、ベースとなるモデルはMartinを代表するD-28です。

ぱっと見ただけでは「何が違うの?」という方もいらっしゃるかと思いますので、細かくチェックしていきましょう!

厳選されたウッド・マテリアル

では、サウンドの核となるボディーマテリアルから。

ボディートップはCarpathian Spruce(カルパシアン・スプルース)。

所謂ヨーロピアン・スプルースの一種で、ナチュラルでクリアなサウンドが特徴です。

レギュラーモデルのD-28などに採用されているシトカ・スプルースに比べて、さらにラウドで輪郭がはっきりしている印象。

音響特性はアディロンダック・スプルースに似ているとも言われますが、アディロンに比べて上品なラウドさを感じていただけるかと思います。

続いてボディーサイド・バックはGuatemalan Rosewood(グァテマラ・ローズウッド)。

2015年頃からMartinカスタムショップモデルに多く採用されるようになった注目のローズウッド。

近年ハカランダの代替材として様々なローズウッドが注目されていますが、こちらのグァテマラ・ローズウッドもその1つです。

ハカランダ同様に非常に硬質な木材で、重厚なボトムエンドとシャープな音色を併せ持っているバランスのとれたサウンドが特徴。

このグァテマラ・ローズを使ったモデルを私もこれまでにいくつか弾きましたが、リッチで艶感のある倍音が見事です。

ネックはMartinファンにとって嬉しいGenuine Mahogany(ジェニュイン・マホガニー)。

レギュラーモデルではSelect Hardwoodとマホガニー系の木材を採用していますが、カスタムショップはモノホンのマホです。

ネックシェイプはレギュラーモデル同様にLow Profileとしていますが、さらにハイポジションにいくにつれてやや薄くなっていくPAテーパーを採用。

ローポジションでコードを掻き鳴らすのも、ハイポジションでリードプレイをするのももってこいです。

ヘッドロゴはヴィンテージスタイル。突き板はもちろんグァテマラ・ローズウッド。

ヘッド裏のカスタムショップのスタンプも見逃せません。

ロゼッタはMarquisスタイル。

バインディングやエンドピースなどはグレイン・アイボロイド、ピックガードは鼈甲パターン。

ボディートップにはエイジング・トナーを施しているので全体的にヴィンテージライクなルックスに仕上がっています。

こうしたレギュラーモデルでは見られない厳選された極上マテリアルの組み合わせや、細部にまで拘りが見られるスタイルはカスタムショップモデルならでは。

リッチで重厚、艶感のあるMartinサウンド

本モデル最大のストロングポイントはとにかく絶対的な28サウンド。

カルパシアン・スプルースの輪郭がはっきりとしつつも、耳の痛くないラウドな鳴り。

明らかにレギュラーモデルのD-28とは違います。

レギュラーD-28も十分にラウドで元気の良い鳴りですが、このカスタムショップモデルはそれ以上。

この違い、是非体感していただきたいです。

厳選されたウッド・マテリアル、随所に拘りが見れるスペック、そして精鋭スタッフによる組み込みとセットアップ。

Martinギターの中でもさらに高い次元のサウンド、鳴り、フィーリングを感じられる極上の1本を是非。

本日ご紹介したMartinギターはこちら!

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