【エフェクター通信.7】これぞコーラス!!世界初のコーラス・ペダルをご紹介!!

いつもイシバシ楽器店のご利用誠にありがとうございます。
新宿店サブマネージャーの在原です。

前回の記事はいかがだったでしょうか!?少しでもヴィンテージペダルに興味を持っていただけると幸いです。
以前のエフェクター通信記事はこちらからご覧いただけます。ぜひご覧くださいませ!!

【エフェクター通信.1】はこちらから

【エフェクター通信.2】はこちらから

【エフェクター通信.3】はこちらから

【エフェクター通信.4】はこちらから

【エフェクター通信.5】はこちらから

【エフェクター通信.6】はこちらから

それでは本日もヴィンテージペダルをご紹介させていただきます!!
本日は、世界初のコーラスペダルにしてBOSSブランド第一号のエフェクターでもあるモデルです。こちら!!

もうお分かりですよね!?
1975年に発売された定番中の定番ギターアンプ、JC-120からコーラス・ヴィブラートを抜き出したペダルで1976年発売開始となったCE-1 Chorus Ensembleです。

 

CE-1 Chorus Ensembleは、BOSSブランド第一号のエフェクターとしても有名でLee RitenourやJohn Fruscianteが使用していました!!今日においても数多くのアーティストの方を魅了し続けているペダルです。
今やヴィンテージペダルとして値段も高騰しつつあります。

それでは中を見ていきましょう。今回も在庫しているCE-1 Chorus Ensemble中から2台の内部を開けてみました!!

 

左写真が製造番号257225番の個体、右写真が製造番号737178番の個体となっています。

いかがでしょうか!? 様々なパーツが搭載されていますねw
皆様もご存じの通り、松下製BBD素子 MN3002 が搭載しているのが見えるでしょうか?その他にもNEC製C1458C(737178番の個体はC1458)オペアンプ、東芝製TA7136APオペアンプ×2などアナログパーツのオンパレードになっています。ヒューズが2本搭載されているのもご覧いただけると思います。

さてここで気になった方もいらっしゃるでしょう。257225番の個体と製造番号737178番の個体を比べると抵抗などパーツが一部違いますよね?
オペアンプも厳密には違います。やはり製造時期によって違いあることがみてとれるかと思います。ここもヴィンテージペダルの面白みであります。

個人的には主観にはなってしまいますが257225番の個体は、繋げることで悪い意味では高域がかなり削られます。いい意味ではかなり丸いサウンドということです。より古いヴィンテージサウンドに変化させてくれる個体でコーラスやヴィブラートのかかり具合もかなり深くかかります。エフェクトの奥行き感、立体感は、これでしか味わえません。最高のヴィンテージコーラス・ヴィブラートを体験できるかと思います。
製造番号737178番の個体は、繋げることでもちろん高域が削られますが257225番の個体ほど削れません。ヴィンテージらしいサウンドの中にもどこか新しい雰囲気をもったコーラスでクリアでスッキリしたサウンドが得られます。音抜け感は737178番の個体の方が良いのではないでしょうか。※何度もいいますが個人的な主観となりますのでご了承ください。

 

CE-1 Chorus Ensembleは、入力にHighとLowのインプットがあることも特徴の1つです。つまり、ギターだけでなく、ベースやキーボードにも接続出来ます。入力レベルのコントロールも装備していることで的確にレベルを合わせられるのは嬉しいですよね。幅広い使い方ができるのではないでしょうか。
最後に意外と知らないLED関係。実は、エフェクトONのLEDはございません。そして左側のLEDはピーク・チェッカーとして搭載されていますのでLEDが常時点灯しているわけではないんですよね。
左側のLED点灯に関して気にされる方は意外に多いかと思いますw

いかがだったでしょうか??

今もなお、数多くのアーティストの方を魅了し続けているペダルです。イシバシ楽器店では現在、3台のCE-1 Chorus Ensembleをストックしています。※イシバシ楽器全店では5台ございます。
一台一台サウンドに違いがございますのでぜひヴィンテージペダルの素晴らしいサウンドを体験してみてください!!

CE-1 Chorus Ensembleの在庫はこちらから

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