【エフェクター通信.9】ボタンを押すだけ!!摩訶不思議なスイッチ式ペダルをご紹介!!

いつもイシバシ楽器店のご利用誠にありがとうございます。
新宿店サブマネージャーの在原です。

前回の記事はいかがだったでしょうか!?前回は番外編ということでSignature Fairのご紹介でした。新宿店ではこのようにヴィンテージからモダンなペダル、
またSYSTEM関係など幅広く扱っております。ぜひ当店にてお試しいただき、少しでもエフェクトペダルに興味を持っていただけると幸いです。
以前のエフェクター通信記事はこちらからご覧いただけます。ぜひご覧くださいませ!!

【エフェクター通信.1】はこちらから

【エフェクター通信.2】はこちらから

【エフェクター通信.3】はこちらから

【エフェクター通信.4】はこちらから

【エフェクター通信.5】はこちらから

【エフェクター通信.6】はこちらから

【エフェクター通信.7】はこちらから

【エフェクター通信.8】はこちらから

【エフェクター通信.番外編】はこちらから

さて、今回はヴィンテージペダルに戻りましょう。今回紹介するモデルはヴィンテージと呼べるかギリギリのラインのペダルでございますww
こちら!!BOSS / DC-2 Dimension C


詳細はこちらからどうぞ!!

ツマミが一つもないBOSS史上唯一のボタン式ペダルでございます。1985年~1989年までの約4年間発売していたDC-2 Dimension C。
コーラスペダルという方もいらっしゃいますがコーラスというよりはコーラスに似た効果が得られるペダルと言った方が良いかもしれません。

さてこのペダルですがRoland / SDD320 DIMENSION Dというラック式アナログエフェクターがベースとなっています。SDD320 DIMENSION Dは独立2系統のコーラス回路を内蔵していて4つのボタンでエフェクト効果を切り替えることができました。ボタン同時押しで効果を混ぜることができ、裏ワザ的に使用している方も多かったかと思います。エディ・ヴァン・ヘイレンが使用していたことでも有名です。。

さてDC-2 Dimension CはそんなSDD320 DIMENSION Dをペダル化したモデルです。DIMENSION Dのようにボタン同時使用はできませんが4つのボタンを押すだけというシンプルさは変わりません。ただ揺れてるようで揺れていない(若干は揺れます)独特のコーラスに似たサウンドはSDD320 DIMENSION Dを継承した本機ならではであり、一度聞くとそのサウンドに魅了される方も多いかと思います。

ちなみにですが最近見る機会が減ってきてると思いませんか?もともと生産数も多くなく今でも人気機種の為、じわじわ値段も高騰してきています。
探されている方はお早めにどうぞww

それでは中を見ていきましょう。

いかがでしょうか!?

独立した2つの回路を内蔵していて、BBD遅延素子には松下製MN3207、MN3102など贅沢に使用されています。
しかも設計上ノイズ対策が必要な為、ノイズリダクションも入っているというペダルです。さてそのサウンドですが、変調感が少ないコーラス的なサウンドで非常に独特でございます。上品なフランジャー・フェイザーサウンドとも言えるのではないでしょうか。エグく重いようなサウンドは苦手ですが立体感があり透き通るようなサウンドが得意なペダルです。個人的にはコード弾きよりはアルペジオなどに合わせることでこのペダルの良さが引き立つのではと感じます。

ちなみに1~4のボタンで右にいくにつれてエフェクトのかかりが強くなっていきます。何も押していない時でも実はエフェクトが掛かりますが1のボタンと同じ効果となっています。
非常にシンプルなペダルですのでサウンドのバリエーションは4つしかございませんw ただどのモードでも確実に満足できるサウンドが飛び出すのは流石としか言えません。

ぜひあなたの足元に置いてみてはいかがでしょうか!!

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