【エフェクター通信.12】Summer Philly Guitar Show 買付ペダルの一つをいち早くご紹介!!

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新宿店サブマネージャーの在原です。

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以前のエフェクター通信記事はこちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!!

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さて、本日は2017年7月Summer Philly Guitar Showにて買い付けてきましたペダルが入荷したので一足早くお伝えします。
やはり、最初にご紹介するペダルは私も好きなこちらです!!

 

 

このブログでもお馴染みのFUZZ FACE です。
1960年代後半(66年頃)Arbiter Electronics社から発売されたのがスタートとされるFUZZ FACE。67年にArbiter ElectronicsとDallas Musical Instrumentsが合併してDallas-Arbiterとなります。FUZZ FACEはジミヘンドリックスを初めとする60~70年代のアーティストがこぞって使用し、愛されたペダルです。その独特なFUZZサウンド、そしてチャーミングな筐体も相まって現代でも人気が非常に高く、ファズサウンドの代名詞ともされています。さらに非常に高値で取引をされている代表的なペダルとなっているのは皆様知っているかと思います。

それでは中を見ておおよその年式を特定していきましょう。

 

 

見えにくいですがシリコントランジスタBC108を搭載(残念ながらオリジナルではございません。交換されています)。本来、オリジナルであれば68年にゲルマニウムからシリコントランジスタへ完全移行しますので68年以降のFUZZ FACEだと判断ができます。筐体にはHJM3316のエンボスが打ってあるのが見えるでしょうか?HJM3316のエンボスは69年頃からとされていて、それにより本器は69年以降の製造だと分かってきます。年代が特定されてきましたね。 次はPOTです。POTはオリジナルPOTとなっています。恐らく71年製POTと判断ができますので本器は71年製~ではないと最終的な推測ができます。BC109やBC209やその他パーツが頻繁に変わるFUZZ FACEの年代特定は難しいのですがおおよそ71年製と判断ができます。

さて肝心な音ですが非常にミッドレンジに特徴があり、荒々しくかなりバリッとしたサウンドが特徴です。ギター側でヴォリュームを絞った時のクリーンサウンドなどの鈴鳴り感は格別です。トランジスタには個体差がある為すべて同じ音ではないですが、個体差もFUZZ FACEの魅力かと思います。

本器は、パーツ交換、配線修正、バッテリースナップを外に出すため一部筐体部分をカットしていますが製品に関しての問題はございません。40年以上前のお品物でございますので年代相応のキズや汚れはありますがもはや関係ないでしょう。ぜひ当店にてそのサウンドをお試しください!!

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