【エフェクター通信.18】ペダル界の頂点に君臨し続ける KLON / CENTAUR を見ていきましょう!!

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いつもイシバシ楽器のご利用誠にありがとうございます。
新宿店サブマネージャーの在原です。

前回の記事はいかがだったでしょうか!?ヴィンテージペダルだけでなく貴重なペダルも数多くストックしております。気になった方はお気軽に新宿店までお問い合わせくださいませ。以前のエフェクター通信記事はこちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!!

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今年もヴィンテージや新製品、貴重なエフェクターを紹介していきますのでぜひ宜しくお願いします。
さて新年第一回目となるエフェクター紹介はやはりこれしかないでしょう!!!こちら!!※以前、他で紹介しましたがアップデートしましたw



キングオブペダルとしても名高い KLON / CENTAUR でございます。Long Tail / Short Tail / No Picture(Gold) / No Picture(Silver) が揃いましたので見ていきましょう。

とその前にKLON / CENTAUR についてです。皆さんご存知の方も多いかと思いますが1994年に発売されたKLON / CENTAURはBill Finnegan 氏(彼の友人も関わっています)が開発しました。自分の求めるサウンドを追求した結果、生まれたCENTAURは瞬く間に人気のペダルとなっていきます。発売当初の定価は239ドル、最終的には定価が329ドルだったことを考えると当時手に入れたかったと思う方も多いのではないでしょうか?

当時から筐体、POT、裏パネル、ノブなどCENTAURの為に作られたパーツを使用し、すべて手作業で作られたこのペダルは非常にコストがかかったことが想像できます。KLON / CENTAURが生産終了するまでに8000台近く作られたと言われています。逆に考えると世界に約8000台しかないということです。もちろん現存している個体はそれ以下となりますので貴重なペダルなのがお分かり頂けるかと思います。

さてそんなKLON / CENTAURは、年々高騰し続けています。現在ではNo Pictureで10万円台、Tail バージョンで20万円台、Tail 2桁シリアルはそれ以上というところでしょうか。値段相応かと聞かれると正直、難しいところではございますがこのKLON / CENTAURでしか出せないサウンドを確かにございます。どんな類似ペダルでも決して真似できないサウンドです。

それでは見ていきましょう。



左上から1994年製CENTAUR Long Tail・1999年製CENTAUR Short Tail・2003年製CENTAUR No Picture となっています。
シリアルは左から1XX、2281、3219となっています。意外と筐体の色が違うこと、CENTAURの絵の大きさが違うなど若干ですが違いが見て取れます。
内部も左上から1994年製・1999年製・2003年製となっています。内部を見て気づくとこが分かった方はマニアックな方です。

1994年製とその他モデルは若干ですがパーツの配列、Carling社フットスイッチの取回しが違うことが分かります。1995年に一度だけ回路を変更(抵抗の追加、定数変更、アースの取回しと言われています)していることから、この違いがLong Tailモデルとその他モデルでサウンドが違うと言われる所以かもしれませんね。詳しくはお問い合わせ下さい。

では、サウンドにいきます。※最初に言っておきますが個体差があると言われるKLON / CENTAURですので今回のインプレが必ずしも正しいわけではありませんのでご了承を。

1994年製CENTAUR Long Tailは、今回比べたモデルとやはり別物とも感じられるくらいサウンドが違います。比較的ローゲインで音のまとまりがあります。他のモデルに比べ音圧感は少なく、良い意味でも悪い意味でも若干もっさりしています。低音域が強調される印象でしょうか、歪として使うのではなくゲインを0にしてバッファーやブースターとして使うのがあっているかもしれません。

1999年製CENTAUR Short Tailは、今回比べた個体の中で一番元気があり、音圧感がありました。ミッドが良く出る印象で抜け感は抜群です。レスポンスの速さ、若干ゲイン高めの個体です。No Picture とはサウンド大差がないと言われることもございますがこの個体に関しては違いを感じられるかと思います。

2003年製CENTAUR No Picture 、今回一番新しい個体ですがこちらも若干ゲインが高いように感じられます。ただしShort Tailに比べハイ落ちがします。良い意味では暖かみのあるサウンドといいますか枯れたサウンドが特徴です。暖かみがあっても抜け感は失われないので非常に使いやすいペダルではないでしょうか。

さてここで現在新宿店でストックしているKLON / CENTAURのご紹介です。


KLON / CENTAUR No Picture(Silver) S/N2481

2003年~2006年製造のKLON / CENTAUR No Picture(Silver)です。写真で見る通り、当時の保証書や書類、化粧箱が揃っているコレクタブルな逸品です。もちろん当時の正規品となります。なんだ、No Picture(Silver)かぁと思いの方もいらっしゃるかと思いますが今ではエフェクト市場から消えつつあるペダルです。他のKLONと比較されどうしても価値的な部分が先行してしまい価値的に劣ってしまうイメージがありますが実際のサウンドはそうではございません。No Picture(Silver)の中でも個体差があるので全てがそうとは限りませんが本機はゲインが高く、ブースターやかけっぱなしはもちろん、歪みエフェクターとしても使用できます。若干、ミッド、トレブルよりに寄っているサウンドで抜け感は抜群です。チューブアンプの歪み役としても役不足ではないかと思います。この個体でしか味わえない独特で粘りがあるサウンドでございます。

先にもあげた通りKLON / CENTAURは、年々高騰し続けています。私個人的な見解ですがKLON / CENTAURは、ヴィンテージペダル同様どのペダルが優れているのかではなく、ご自身のサウンド、機材にマッチするかどうかのペダルです。Long Tailだからサウンドが良い訳ではありません。Long Tail以外でも素晴らしいサウンドを奏でてくれるKLON / CENTAURは多々ございます。

残念ながら今回紹介した1994年製、1999年製・2003年製はすでにございません。CENTAUR No Picture(Silver) はまだストックしておりますので可能であればご自身が使用している楽器、機材をお持ちいただきぜひ当店で試してみてください。

新宿店2F、PedalHolic(エフェクター専門フロア)では、各部門に精通した専門スタッフがおりますのでぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。

この記事を書いた人

在原 央顕
スターキー星に師事。国内最高レベルのノウハウを持ったスタッフとして米国ギブソン・ファクトリーを定期的に訪問し、木材選定やカスタムオーダー、買付け等を行っている。その他にもJames TylerやSuhrなどのハイエンドギターにも精通している。フェイバリットミュージックは60~70年代ブルース・ブルースロック。特にB.B.キングやフレディ・キングを愛聴。数ある製品の中から皆様が相棒として相応しい、最高の1本を探すお手伝いをさせて頂きます。

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